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第208回:iTunes とは
大和 哲 大和 哲
1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら
(イラスト : 高橋哲史)


アップル製ジュークボックスソフト

iTunes
 「iTunes」は、アップルコンピュータが提供している音楽データを管理するソフトウェアです。Mac OS用とWindows用が同社Webサイトで無料配布されています。アップルは、パーソナルコンピュータのMacintosh(Mac)シリーズや、デジタル音楽プレーヤー「iPod」のメーカーとしても知られています。

 「iTunes」の特徴は、パソコンやデジタル音楽プレーヤーで音楽データを管理するための機能が豊富に搭載されており、また、それを非常に簡単に扱えることにあります。パソコンに音楽CDを入れて、AAC形式やMP3形式に変換し、パソコン内のハードディスクに「ライブラリ」として登録できるほか、Windows版ではiTunesをインストールした際に、WMA形式の音楽データ(コピー保護なしのものに限る)をAAC形式へ自動的に変換して登録する、というようなことができます。

 iTunes上で聴きたい曲を選んでプレイリストを作れば、パソコン上で音楽を再生できるほか、同社の音楽プレーヤー「iPod」用に“On-The-Goプレイリスト(持ち運び用プレイリスト)”と音楽データを転送しiPodで再生したり、ライブラリに登録されている音楽データから音楽CDを作ってCDプレーヤーで好きな曲を楽しんだりするというようなことも可能です。


密な連携がiTunesの良さ

 音楽データ管理ソフト(ジュークボックスソフト)は、ほかにもリアルネットワークスの「RealPlayer」や、Windowsに標準搭載されているマイクロソフト製の「Windows Media Player」などさまざまなメーカーから配布されていますが、iTunesは、その中でも根強い人気を誇っている製品の1つです。

 他のソフトウェアにはない、iTunesだけの特長としては、パソコン上での音楽の取り扱いだけでなく、他の機器やサービスとの連携を強く意識して作られている、ということが挙げられます。そういった機器やサービスの中には、「iPod」や「iTunes Music Store」といった、それぞれのジャンルでユーザーから支持されているものがあり、それらの存在がiTunesの人気の裏づけになっています。

 ちなみに「iTunes Music Store」は、米アップルコンピュータが提供している音楽配信サービスです。同サービスでは、AAC形式でデジタル化された音楽データを1曲99セントで購入して、インターネット経由で自分のパソコン内にあるiTunesのライブラリにダウンロードできます。この音楽データはアップルの「Fairplay」という技術で著作権管理されており、ダウンロードしたデータはFairplayに対応したiPodなどの対応機器で楽しんだりできます。「iTunes Music Store」は、現在のところ日本国内からの購入には対応していませんが、すでにサービスの始まっている米国などでは圧倒的に人気の高い音楽配信サービスになっています。


F901iCは、閉じた状態でも操作可能な音楽再生機能を搭載
 最近ではiTunesとiPodなどの人気を背景にしてか、「iTunes対応」を謳うサードパーティ製の製品も登場しはじめています。

 携帯電話では、NTTドコモの「F901iC」が「iTunes対応」としています。「F901iC」は、端末を閉じたまま、音楽の連続再生や音量調節、次曲/前曲へのジャンプなどもできるミュージックプレーヤー機能が搭載されています。iTunesの通常設定で、ライブラリ登録時に作成される128kbpsのAAC形式に対応しているため、iTunesでライブラリ化した音楽データがそのまま利用できるわけです。

 音楽データの転送は、パソコンでminiSDカードに音楽データを転送するほか、充電台とパソコンをUSBケーブルで繋げておけば、パソコンの画面上で転送を指示することもできるようになっています。

 海外では、携帯電話自体にiTunesが搭載される予定もあります。米アップルの発表によれば、同社は新たに「iTunesモバイルミュージックプレーヤー」という携帯電話用の音楽再生ソフトを開発し、そのソフトがモトローラの次世代端末「always with you」に搭載される予定です。パソコンからこの携帯電話には、iTunesで管理している音楽データを転送できるようになります。また、iTunes Music Storeで購入した音楽データも含め、iPodで使える音楽データが来年上半期に登場するというモトローラの携帯電話で利用できるようになる予定です。



URL
  iTunes 製品概要
  http://www.apple.com/jp/itunes/

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(大和 哲)
2005/01/12 12:45

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