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第241回:microSD とは
大和 哲 大和 哲
1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら
(イラスト : 高橋哲史)


最小型SD互換メモリカード

海外で発売されるモトローラの「ROKR」には、512MBのmicroSDが同梱される
 「microSD」は、2005年7月にSDアソシエーションが承認した超小型メモリカードの規格です。

 SDアソシエーションは、SDカードの技術標準化、普及促進を目的とする組織で、miniSDメモリカードの規格などもSDアソシエーションによって標準化されました。

 microSDは、これらSDカード互換のメモリカードの中でも、携帯電話をターゲットにした、最も小さなタイプです。その大きさは、11×15×1mmと、携帯電話に内蔵されるフラッシュメモリチップとさほど変わりありません。

 しかし、SDカードとの互換性は高く、専用のアダプタを利用することでSDメモリカードとしてデータを読み書きすることが可能です。また、読み書き以外にも、著作権保護・セキュリティ関連機能であるCPRMや、smartSDセキュリティ規格など、SDカードとして必要な機能にも準拠します。

 microSDの用途としては、超小型のメモリカードということもあって、携帯電話やPDAなどの増設可能な内蔵用メモリとしての用途を期待されています。製造メーカーの1つとなる米SanDiskでは、「現行製品に加えて、今年の第4四半期には1GB版を、2006年には2GB版を販売したい」としています。

 ちなみに競合する規格として「MMCmicro」というメモリカードも存在しています。こちらは、MMCカードの普及団体であるMMCAによって策定されたメモリカードで、大きさは12.0×14.0×1.1mmと、microSDに似通ったものになっています。


電気・物理特性ともTransFlashに完全互換

microSDは携帯電話などに内蔵したまま使うことが想定されている
 microSDの仕様は、米国のメモリカードメーカーであるSanDiskが発売している「TransFlash」の仕様を引き継いでおり、TransFlashとの間には完全互換性があります。

 つまり、物理的な形状や電気的な特性など、microSDはTransFlashの規格に沿っているということです。

 これは、これから発売されるmicroSDをTransFlash対応機器でそのまま利用することができ、逆にmicroSD対応機器では、すでに発売されているTransFlashをそのまま扱えることを意味します。

 米国で発売されるモトローラ製のiTunes対応携帯電話「ROKR」はTrasnFlash対応と発表されていましたが、本誌では米SanDiskから同機種に対して、microSDが同梱されることが記事として掲載されています。「ROKR」以前にもTransFlashに対応した携帯電話は、モトローラやサムスンなど複数のメーカーから発売されており、これらでもmicroSDが利用できることになります。

 現在、日本の携帯電話では、NTTドコモの「M1000」がTransFlashに対応していますので、microSDを買ってくれば、M1000のTransFlashスロットに挿入して使えることになります。



URL
  SDアソシエーション(英文)
  http://www.sdcard.org/
  米Sandisk
  http://www.sandisk.com/

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iTunes携帯「ROKR」、512MB版「microSD」を同梱
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(大和 哲)
2005/09/13 12:11

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