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第313回:ケータイお探しサービス とは
大和 哲 大和 哲
1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら
(イラスト : 高橋哲史)


紛失したケータイの場所をGPSで調べる

 最近販売されている携帯電話では、GPSに対応する機種が多くなってきました。そのため、携帯電話向けのGPSを応用したサービスも多くなってきました。

 「ケータイお探しサービス」とはNTTドコモが提供する、GPS機能を応用したサービスです。auも同様のサービスとして「ケータイ探せて安心サービス」を4月から提供する予定で、どちらも、携帯電話を紛失した場合に、パソコンのWebサイトから、GPS情報で取得した、自分の携帯電話のおおよその位置を知ることができます。具体的には、ケータイお探しサービスの場合は「My DoCoMo」から、ケータイ探せて安心サービスの場合は「MyKDDI」から利用することになります。

 これらのサービスを利用すると、事業者から携帯電話に位置確認要求信号が送られ、携帯電話は自分でGPS衛星からの電波を受け取り、自分のいるおおよその位置を調べます。そして、携帯電話の電波を使って、事業者経由でユーザーに携帯電話の位置を知らせるのです。


サービスの概念図。ユーザーのリクエストに応じて、携帯電話がGPSで測量した現在位置を送り、パソコン上でその場所の地図を表示できる
サービスの概念図。ユーザーのリクエストに応じて、携帯電話がGPSで測量した現在位置を送り、パソコン上でその場所の地図を表示できる

 ただし、このような仕組みを使っているため、GPS衛星の電波が届きにくい場所や、ビルの谷間のように電波障害の起こりやすい場所では誤差がでる可能性がありますし、携帯電話から基地局にデータを送る必要があるため、圏外の場合は使用できないという問題もあります。


目的に適した使い勝手

 子供向けのサービスなどで、携帯電話やPHSの現在地を探せる、というサービスは以前から存在していましたが、先述したように「ケータイお探しサービス」「ケータイ探せて安心サービス」はどちらも、携帯電話の紛失を想定したサービスに適した使い勝手になっています。

 たとえば、ドコモの「ケータイお探しサービス」は、Webサイト「My DoCoMo」から検索することになりますが、探し出せるのは事前に登録しておいた電話番号の端末だけです。また他の携帯電話から検索することもできません。人に位置を通知するのではなく、自分の携帯電話を探すという目的にあわせた形になっているわけです。

 なお、実際に利用する場合は、「位置提供可否設定」をONに設定(キッズケータイ SA800iでは初めからONになっている)しておき、iモードオプション設定の「ケータイお探しサービス設定」を「利用する」に設定しておきます。実際に探してみると、メッセージRを使って位置検索を行なうという通知が送られますので、部屋の中で見つからなくなった場合などは、メッセージR着信音で携帯電話の位置を探し出せるかもしれません。1カ月間に最大10回まで検索でき、料金自体は、月額利用料は無料ですが、検索1回につき315円かかります。2007年6月末までは無料です。

 一方、auの「ケータイ探せて安心サービス」は、2007年4月から開始予定となっているサービスです。使い勝手の面を見ると、携帯電話がマナーモードでも、お知らせ音が鳴らせます。部屋の中で携帯電話をなくしてしまいがちな人には重宝するサービスと言えるでしょう。

 利用するには、あらかじめ、専用のEZアプリ「ケータイ探せて安心アプリ」をダウンロードし、設定を行なっておく必要があります。このアプリが、事業者からの命令を受け起動し、GPS測量結果などを回答するわけです。また、ドコモのサービスと同じく、月額利用料は無料ですが、検索1回につき315円がかかります。ただし、2007年7月末まではお試し期間として、毎月10回まで無料となっています。



URL
  ケータイお探しサービス(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/service/anshin/search/
  ケータイ探せて安心サービス(KDDI)
  http://www.au.kddi.com/ezweb/service/sagasete_anshin/


(大和 哲)
2007/03/07 12:05

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