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第315回:CeBIT とは
大和 哲 大和 哲
1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら
(イラスト : 高橋哲史)


世界最大のIT系展示会

 CeBITはドイツ・メッセ(ドイツ産業技術見本市)が開催する展示会です。現在では、世界中の何カ所かで開催されるこの展示会ですが、最も大規模で有名なのが、ドイツ・メッセの本拠地であるドイツのハノーバーで毎年3月に開かれる展示会です。

 もともとは、同じく4月にハノーバーで開催される産業見本市から1986年に分離したイベントですが、今では4月の見本市より、3月のCeBITのほうがハノーバーを代表するイベントとなっています。

 この展示会は、世界最大のコンピュータ関連のトレードショーとして、規模の巨大さで知られる展示会です。2007年3月のCeBITでは、展示面積は約28万平方メートル。日本最大規模の展示会場である、東京国際展示場(ビッグサイト)は東西両展示ホールを含んだ総展示面積が約8万平方メートルですから、その3倍以上ということになります。

 世界77カ国から6,059の企業や団体が出展・参加しており、そのうち2,748はドイツ企業・団体ですが、アジアから1,600の企業団体が出展しています。もちろん、日本のメーカーも多く出展しており、展示会場では、東芝、シャープ、キヤノン、NECなどおなじみの企業名を見つけることができます。

 展示会としては、欧州全域を対象にしたバイヤーたちを結び付けるトレードショウとしての面と、主に欧州ユーザー向けの新製品や新技術の展示、それら紹介するメーカー首脳などによるキーノートスピーチなども用意された複合展示会という面もあります。ただし、CeBIT自体が世界的にも非常に有名な展示会であるため、展示物などは欧州以外のユーザーにも注目され、特に欧州向けでなくとも新サービスや新製品が展示されることもあります。

 また、CeBITは、その規模からわかるように、展示企業の範囲も多岐に渡ります。コンピュータ、無線、通信、オートメーション、デジタルイメージング、ソリューションビジネスなど幅広い展示が行なわれています。会場には“eスポーツ”(対戦ゲームの競技大会)のユーロチャンピオンシップ会場まであるところから、そのカバー範囲の広さがわかるでしょう。

 2006年の来場人数は約45万人と、これも世界最大規模です。ドイツだけでなく主に欧州全域からやってきます。そのため、多くの、展示ブースで、ドイツ語だけでなく英語で書かれたパンフレットやサインボードが用意されています。

 多くの関係者がこの街に集まってしまうために、街の規模としては小さいハノーバーの宿がひっ迫してしまい、中には、ドイツの高速鉄道「ICE」を使って1時間以上かかる離れた街に宿を取り、会期中は「通勤」することになる人も多く出ることからも、この展示会の規模がわかるでしょう。



URL
  CeBIT(英文)
  http://www.CeBIT.de/homepage_e

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(大和 哲)
2007/03/20 11:37

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