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第354回:Bridge Alliance とは
大和 哲 大和 哲
1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら
(イラスト : 高橋哲史)


 「Bridge Alliance」は、国際ローミングサービスで事業協力を進めることを目的に、2004年に結成されたアジア太平洋地域の携帯電話事業者による団体です。

 英単語の「alliance」は、“提携”や“同盟”を意味する単語ですが、ビジネスシーンでは、複数の企業が協力し合う体制を意味します。Bridge Allianceの場合は、料金やサービスなどで協力を行なっています。

 2008年1月現在、日本の事業者は参加していませんが、インドのAirtelやタイのAIS、香港のCSL、マカオのCTM、フィリピンのGlogbe Telecom、マレーシアのMaxis、オーストラリアのOputus、シンガポールのSingTel、韓国のSKテレコム、台湾のTaiwan Mobile、インドネシアのTelkomselが参加しています。

 11のカバーエリアの合計ユーザー数は、1億7,500万ユーザーになります。なお、発案事業者はシンガポールのSingTelです。

 第335回で紹介した「Conexus Mobile Alliance」と競合するアライアンスであるといえるでしょう。


Bridge Allianceの提供する5つのサービス

Bridge ConciergeGoの画面。携帯電話から、現在いる国を選ぶとその国での旅行ガイドなどが携帯電話で見られる
 Bridge Allianceでは、加盟事業者のユーザーが国際ローミングを利用する際、次のようなサービスを提供しています。


  • 本国にいるかのようなローミング接続

  •  Bridge Alliance加盟事業者のユーザーが、海外のBridge Alliance加盟事業者の回線でローミングしている場合、本国にいるのと同じ操作・電話番号で、留守番電話を聞いたり、ローミング先の事業者のカスタマーサービスに電話をかけることができます。音声だけでなく、データ回線もシームレスな接続が実現されており、たとえば、MMSの送受信なども本国と同様に行えます。

  • データローミング

  •  仕事での出張などでモバイルデータ通信は必須ですが、Bridge Allianceでは、11の全ての参加事業者で「One-Flat データローミングレート」を実現しています。Bridge Alliance加盟全エリアでは、月額30米ドルで15MB、60米ドルで40MBまでのデータ通信が可能です。この料金体系は、現地事業者の提供するGPRSや3Gに加えてHSDPAにも対応していますし、Blackberryでも利用できます。

  • サポートサービス(Bridge Concierge)

  •  各国にローミング利用者のためのカウンターが設置されており、顧客からの問い合わせなどに対応しています。たとえば、海外で携帯電話をなくした場合、SIMの再発行などが可能です。

  • オンラインサポート(Bridge ConciergeGo)

  •  簡単な旅行ガイドや、Bridge Allianceの便利な使い方が掲載されたサイトに、携帯電話からアクセスできます。

  • プリペイドサービス

  •  問い合わせを受けるコンシェルジュカウンターのほかに、プリペイドユーザーのためのカウンターもあります。海外にいても、ここに行けば残高を追加できますし、現地通貨で支払えます。海外から、本国にいる家族や友人のプリペイド携帯電話の残高を追加することもできます。



URL
  Bridge Alliance
  http://www.bridgealliance.com/

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第335回:Conexus Mobile Alliance とは


(大和 哲)
2008/01/08 13:24

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