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QVGA液晶でモバイルカメラが楽しくなる「J-SH010」
法林岳之 法林岳之
1963年神奈川県出身。パソコンから携帯電話、PDAに至るまで、幅広い製品の試用レポートや解説記事を執筆。特に、通信関連を得意とする。「できるWindowsXP基本編完全版」「できるVAIO 基本編 2003年モデル対応」など、著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。「ケータイならオレに聞け!」(impress TV)も配信中。


ついに登場!! CGシリコン液晶搭載端末

 カメラ付きケータイの元祖であるJ-フォンのシャープ製端末「J-SH」シリーズ。2000年に初代モデルの「J-SH04」を発売して以来、常に写メール端末とカメラ付きケータイの先端をリードしてきた。その最新モデルとなるのが「J-SH010」だ。CGシリコン液晶を採用した画面は、見るものを驚かせるだけのインパクトを持ち合わせている。筆者も端末を購入したので、レポートをお送りしよう。


QVGA液晶が切り開くカメラ付きケータイ新時代

J-SH010

 J-フォン/シャープ『J-SH010』。サイズ:49×96×23mm(折りたたみ時)、103g。ベールホワイト(写真)、フォーマルブラック、ジュエリーシルバー、ターコイズブルーをラインアップ
 各社から100万画素オーバーのカメラを内蔵した端末が発表されたことにより、カメラ付きケータイの『デジタルカメラ化』が話題になっている。たしかに、カメラ付きケータイの画素数が向上することで、よりきれいな写真や動画が撮れるのはうれしいことだが、カメラ付きケータイが支持された背景にはオリジナルの待受画面が簡単に作れることもあるため、単純に高解像度の静止画を撮影できるだけでは、あまり意味がない。たとえば、撮影した高解像度の画像から必要な部分を切り出したり、変換できることもカメラ付きケータイで重要なポイントと言えるだろう。

 同様にカメラ付きケータイの進化において、重要なポイントになっているのが液晶ディスプレイのクオリティだ。どんなに画素数の高いカメラを内蔵したとしても液晶ディスプレイのクオリティが低くては、撮った画像が本当にきちんと撮れているのかどうかすらわからなくなってしまう。特に、カメラ付きケータイで撮った画像を待受画面にするという本来の楽しみを考えた場合、撮った画像がいかにきれいにディスプレイに再現されるかは、非常に重要なポイントだ。

 こうした背景を受け、今後のケータイで注目されているのが「QVGAサイズ」の液晶ディスプレイだ。QVGAはQuarter VGAの略、つまり、VGAサイズ(640×480ドット)の1/4である「320×240ドット」のサイズを指している。このサイズを表示可能な液晶ディスプレイそのものは従来から存在したが、ケータイに採用できる2インチ前後のサイズで実現するのはなかなか難易度が高く、それほど多くの液晶パネルメーカーが生産できているわけではない。ケータイの液晶がQVGAサイズになることで、カメラで撮影した画像を大きく見られるだけでなく、コンテンツやメールなども閲覧しやすくなるというメリットがあり、近い将来的、電子ブックなどの普及にも寄与すると見られている。

 今回紹介するシャープ製端末「J-SH010」は、J-フォン端末で2台目のQVGA液晶を採用した端末だが、ケータイとしてはじめてCGシリコン技術を応用したシステム液晶を採用している。CGシリコン技術については本誌「ケータイ用語の基礎知識」で大和哲氏が詳しく解説しているので、技術的な解説は割愛するが、従来のアモルファスシリコン液晶パネルやポリシリコン液晶パネルよりも非常に美しく高精細な液晶パネルを作ることが可能という特長を持っている。また、システム液晶は表示に必要な周辺回路を液晶パネル上に一体形成したもので、小型化や薄型化、低消費電力化が可能というメリットがある。この2つの技術によって作られた高品質な液晶パネルは、すでに同社のPDA「ザウルス SL-C700」などに採用され、高い評価を得ている。

 また、J-SHシリーズは冒頭でも紹介したように、カメラ付きケータイの先駆者であり、新端末が登場するたびに、新しいトレンドを生み出してきている。昨年からは上位モデルのJ-SH5xシリーズと普及モデルのJ-SH0xシリーズに枝分かれし、今回も先日発表されたJ-SH53と併売されることになる。こうしたことも踏まえつつ、実機を見ながら、J-SH010の実力をチェックしてみよう。


見る者を驚かせるCGシリコン液晶の威力

J-SH010(左)とJ-SH09

 J-SH010(左)とJ-SH09。アンテナ部が移動したことにより、まったく異なるテイストでデザインされている
 製品のスペックや細かい仕様については、J-フォンやシャープの製品情報ページ、「ケータイ新製品SHOW CASE」を参考にしていただくとして、ここでは筆者が購入した端末で得られた印象を中心に紹介しよう。

 まず、ボディだが、従来のJ-SH09とは明らかに異なるコンセプトでデザインされている。従来のJ-SH09は背面ディスプレイ側にアンテナを装備した折りたたみデザインを採用していたが、今回はアンテナ部をバッテリー部側に移動し、背面ディスプレイ側は非常にスッキリとしたデザインにまとめられている。バッテリー部側に装備された伸縮式のホイップアンテナは非常にシンプルなものだが、実はこのホイップアンテナは「サブアンテナ」として位置付けられており、もうひとつは背面ディスプレイ隣のトップ側に内蔵されている。つまり、ホイップアンテナと内蔵アンテナの2つによって、今回の新しいデザインを実現しているわけだ。気になる感度については、2つのアンテナを装備したことで、従来と同レベル以上の特性を確保しているそうだ。

 アンテナ部の処理が変更されたことにより、ボディ全体も丸みを帯び、従来モデルとはかなり印象の異なる端末に仕上げられている。ボディカラーは4色が用意され、幅広い層が購入しやすくなっている。背面側に装備されたモバイルカメラはヒンジ側にレイアウトされ、接写モードと通常モードを切り替えるスイッチと一体化されたデザインにまとめられている。モバイルライトは背面ディスプレイ部の隣に備えられており、J-SH09の2倍の明るさを確保し、7色の点灯カラーを選べるようにしている。


アンテナ 背面
 バッテリー部側のアンテナはかなりシンプルなもの。背面ディスプレイ側に内蔵アンテナが装備されているため、感度は同等以上とされている  アンテナ部がバッテリー部側に移動したため、背面はスッキリとまとまっている

ボタン

 ボタン類のレイアウトは基本的にJ-SH09を踏襲。アイコンでもわかるように、[*]でファインダー切り替え、[#]でモバイルライトの点灯が可能
 液晶ディスプレイは前述の通り、CGシリコン技術を応用したシステム液晶を採用する。最大320×240ドット/26万色の表示が可能で、サイズも2.4インチと業界トップクラスの大画面を実現している。背面側のサブディスプレイは64×96ドット/65,536色表示が可能な1.2インチのGFカラー液晶を採用する。従来のJ-SH09よりもひと回り大きくなり、モバイルカメラでの撮影もさらにやりやすくなっている。表示フォントにはシャープ製端末ではおなじみのLCフォントが採用されている。気になるメインディスプレイのクオリティだが、従来の高解像度液晶パネルを採用した端末にはなかったほどの美しさで、「異次元」と表現しても差し支えないレベルのものだ。画像はもちろん、LCフォントによりメールやコンテンツなどもかなり見やすくなっている。特に、後述するモバイルカメラの「壁紙モード」で撮影したときの美しさは、見る者をハッとさせるほどのインパクトがある。

 ボタン類は基本的にJ-SH09のときと同じレイアウトを採用する。中央に方向キーと決定ボタンを組み合わせた[マルチガイド]ボタン、左上に[J-スカイ]ボタン、右上に[メール]ボタン、左右下に[開始]ボタン(発話)と[終了]ボタン(終話)を配し、テンキー部との間に[クリア]ボタン、[メモ]ボタン、[マナー]ボタンが並ぶ。液晶ディスプレイ右側面にはモバイルカメラの起動などに使えるサイドキーを備える。ちなみに、サイドキーをダブルクリックすると、単独で(カメラを起動することなく)モバイルライトを点灯させることも可能だ。


メイン液晶 背面液晶
 液晶ディスプレイは非常に美しい。ぜひ実機で見ることをおすすめしたい。画面右上の曇りのアイコンは「お天気アイコン」の表示  背面液晶もJ-SH09より大型化されている。カメラで撮影した画像だけでなく、アニメーションも壁紙に設定可能

意外に遊べる「壁紙モード」

 次に、機能面について見てみよう。まず、ケータイとしての基本的な機能だが、メールはフォルダ管理に対応し、自動振り分けやフォルダ単位でシークレット設定をすることも可能だ。ただし、自動振り分けはメールの画面ではなく、登録されているメモリダイヤルのオプション設定で行なう必要がある。

 日本語入力はJ-SH09に続き、ワンタッチ変換や推測頭出し変換などの機能を組み合わせた「ケータイShoin」が採用されている。ワンタッチ変換では入力したい単語の行頭文字(あかさたな)を入力すると、そのボタンの組み合わせで推測される単語の候補が表示される。たとえば、「こんにちは」と入力したいとき、[2][0][5][4][6]の順にボタンを押し、マルチガイドボタンの上方向を押すと、「こんにちは」が候補が表示される。

 同様の推測入力の方式として、T9入力などがあるが、ケータイShoinの場合、ワンタッチで変換されるのがひらがなだけでなく、漢字にも対応しているため、[2][1][4][1]でワンタッチ変換すれば、「携帯」が変換候補として表示される。一度、ワンタッチ変換した文字は先頭の1文字を入力して、ワンタッチ変換をすれば、変換結果を最初に表示してくれるのもうれしい点だ。

 表示については液晶ディスプレイがQVGA化されたこともあり、20文字×20行、12文字×13行、12文字×6行の3段階から設定することが可能だ。文字の太さも4段階に変更できるため、自分の見やすいように設定することができる。コンテンツ閲覧についても同様で、文字と画像をそれぞれ2段階で表示することが可能だ。いずれもメール画面及びコンテンツ閲覧中に切り替えられる。Javaアプリについては順次、QVGA対応のものが増えてくるはずだが、現時点ではまだ対応アプリはそれほど多くない。そこで、J-SH010ではJavaアプリの自動拡大機能を搭載し、画面をフルに使ってJavaアプリを楽しめるようにしている。


メニュー メール
 メニュー画面は操作に応じて、アニメーションする。[ファンクション]や[ユースフル]などを選ぶと、一般的なテキスト表示のメニューになる  メールはフォルダ管理が可能。フォルダに分類されていないメールは[フォルダ未設定]に格納されている

カメラ

 カメラは約31万画素のCCDを採用し、ヒンジ側に装備されている。周囲のリングで、通常モードと接写モードを切り替え可能
 内蔵カメラについてはJ-SH09に引き続き、約31万画素のCCDを採用している。撮影できるサイズは120×160ドット/120×128ドット/64×96ドットの「写メールモード」、640×480ドットの「デジタルカメラモード」、320×240ドットの「壁紙モード」、そして音声付きの動画が撮影できる「アクションスナップモード」に対応している。これらの内、写メールとして送信できるのは「写メールモード」のみだが、J-SH010同士に限れば、壁紙モードで撮影した画像を4分割して送信する「画像分割モード」も利用可能だ。現時点では明らかになっていないが、おそらく近日発売のJ-SH53とも画像分割モードで送受信が可能と予想される。アクションスナップモードは120×88ドットの音声付き動画を最大60秒まで撮影できるモードだ。ただし、撮影した動画はメールに添付することはできない。また、現時点ではシャープが配布する「グラフィックマネージャー」でもパソコンに転送することはできない。

 撮影時の機能としては前述のモバイルライトに加え、デジタル4倍ズームや約5cmまで近づける接写、フレームの設定、最大9枚まで撮影できる連写、シャッター優先と暗所撮影優先が選べるシャッター設定などの機能を備える。セルフタイマーも利用可能で、時間も2秒/5秒/10秒の3段階で設定が可能だ。デジタルカメラモードと壁紙モードでは画質を「ファイン」「ノーマル」の2段階で設定することができる。ファインダーはメインディスプレイと背面ディスプレイを利用可能で、カメラ起動時に[*]ボタンで切り替えることができる。モバイルライトも[#]ボタンのワンタッチで点灯可能だ。写メールモードで撮影サイズを切り替えるとき、メニューを呼び出さなければならないのは面倒だが、QVGA液晶を活かすため、メインディスプレイの表示を拡大する機能を備えるなど、使い勝手もよく考慮されている。

【お詫びと訂正】
 記事掲載当初、アクションスナップモードのデータについて、「シャープが配布する『グラフィックマネージャー』でパソコンに転送し、オフィス ノアが配布する『Nancy Player for PC』で再生することが可能」と記載しておりましたが、実際にはこれが行なえないことが分かりました。お詫びするとともに訂正させていただきます。


サンプル
 VGAサイズのサンプル画像。ペットショップのペットを撮影したもの。ファイルサイズは40〜50KB程度

 撮影した画像はサムネイルと一覧表示をすることができ、メールと同じようにフォルダで管理することも可能だ。撮影した画像を次々と見せるスライドショー機能も搭載しているが、フォルダに分類しておけば、そのフォルダ内に登録されている画像のみをスライドショーで見せることもできる。撮影した画像の編集や加工機能も充実している。画像装飾はセピアなどの一般的なものだけでなく、「円フレーム調」や「波紋」などの実用性の高いものも用意している。フレームは撮影後に追加することも可能だが、動きのある「ムービングフォトフレーム」を選ぶこともできる。画像の加工については、サイズの修正やトリミング、分割画像の作成、パラパラマンガのような簡易アニメ作成など、便利な機能を数多く用意している。


波紋 サムネイル
 画像装飾機能はなかなか効果的なものが用意されている。写真は[波紋]の効果を加えたところ  撮影した画像はサムネイルでも表示することが可能。この画面から[J-スカイ]ボタンを押して、写メールを送ることも可能

 これだけ多くの機能があると、「自分に使いこなせるか」が心配になるかもしれないが、J-SH010の内蔵カメラとQVGAサイズの液晶ディスプレイはもっと単純なことでもインパクトのある遊びができる。たとえば、下の画面を見て欲しい。


カレンダー
 筆者がタイを訪れたときに撮った画像……というのは真っ赤なウソ。実はカレンダーの写真を撮ったもの

 これは筆者がJ-SH010を持って、タイに遊びに行ったときの撮った画像を待受画面にしたものだが……というのは真っ赤なウソで、実はシャープのカレンダーに使われているタイの風景写真をJ-SH010の内蔵カメラで撮影したものだ。勘のいい読者なら、もうお気づきだろうが、これだけのクオリティを持つ液晶があれば、内蔵カメラできれいな印刷物を撮影し、それらしい壁紙を作ることもできるのだ。その気になれば、世界中どこでも行ったことにできてしまうわけだ。ただし、カレンダーなどの印刷物や出版物から撮影した画像は、著作権保護の観点から個人が楽しむ範囲でしか利用できないので、くれぐれもご注意願いたい。

 また、J-SH010では、J-SH09/52で採用されていた「QRコード」もサポートされている。J-SH010で採用されているQRコードは、最大513Byte(数字のみで513文字、漢字のみで131文字が目安)までの文字を2次元コードに変換できるものだ。たとえば、右のQRコードを読み込むと、筆者のJ-スカイ向けホームページを閲覧することができるが、こうしたテキスト情報をやり取りするときに役立つ。J-SH010ではQRコードやバーコードに読み取りに加え、端末上でQRコードを作成する機能を搭載されているため、自分の情報(名前や電話番号、メールアドレス)をQRコードとして作っておけば、対応端末持つユーザーに画面を見せて認識させるだけで、情報を受け渡すことができるわけだ。


QRコード QRコード作成
 筆者のJ-スカイ向けホームページのURLを記載したQRコード。ちなみに、パソコンの画面に表示したQRコードを認識させる場合、接写モードで認識しないときは標準モードに切り替えると認識しやすい  端末上で、オーナー情報やメモリダイヤルのQRコードを作成することができる。作成したQRコードはグラフィックライブラリに保存される

コストパフォーマンス重視なら「買い」

 さて、最後にJ-SH010の「買い」について診断してみよう。カメラ付きケータイの先駆者であるJ-SHシリーズの最新モデルであるJ-SH010は、CGシリコン技術を応用したQVGAサイズのシステム液晶を採用し、従来のケータイとは一線を画したビジュアル環境を楽しめる端末だ。100万画素オーバーの端末が相次いで発表されている時期に、内蔵カメラが約31万画素というのは見劣りがするかもしれないが、少なくとも本格的な写真プリントでもしない限り、実用面での差はない。むしろ、CGシリコン液晶の強烈なインパクトがあるため、内蔵カメラを使うことが楽しくなってしまうくらいだ。CGシリコン液晶は美しさもさることながら、LCフォントとも相まって、全体的な視認性を向上させている点も光る。ボディはアンテナレスに近いデザインにまとめられ、カラーも4色が用意されているため、幅広いユーザー層にとって魅力的な端末に仕上がっている。気になる点があるとすれば、機能が豊富すぎて目的の機能が探しにくい面があること、わずかに動きにサクサク感が欠けること、上位モデルのJ-SH53などが発表されていることくらいだ。

 これらの点を総合し、J-SH010を「買い」と言えるのは、カメラ付きケータイで手軽にきれいな写真を撮り、写メールで送り合ったり、待受画面に設定して楽しみたいユーザーということになる。確かに、内蔵カメラや通信速度などのスペック面では、J-SH53をはじめとする上位モデルが勝っているところもあるが、端末の価格はJ-SH010の方が安価であることが予想されるうえ、通信コストも安上がりになることが考えられる。そのため、コストパフォーマンスを重視するなら、こちらの方が賢明な選択であるとも言えるだろう。特に、J-SH07あたりの端末を持つユーザーで、あまりコストを掛けずに機種変更したいのであれば、J-SH010は最も有力な候補といって差し支えない。ただ、昨年あたりからJ-フォン端末の人気モデルは、販売店に入荷する機種変更用の端末が不足する傾向にあるという情報があり、この点はぜひ、J-フォンにも一考をお願いしたい。ユーザーとしては魅力的な端末が登場することはうれしい限りだが、たとえ機種変更とは言え、手に入らなければ、異なる対策を取らなければならなくなるからだ。



URL
  ニュースリリース(J-フォン)
  http://www.j-phone.com/japanese/release_detail/20030130_01/20030130_01.html
  製品情報(J-フォン)
  http://www.j-phone.com/japanese/products/kisyu/j_sh010/
  ニュースリリース(シャープ)
  http://www.sharp.co.jp/corporate/news/030130-1.html
  製品情報(シャープ)
  http://www.sharp.co.jp/products/jsh010/
  「グラフィックマネージャー」ダウンロードサイト(シャープ)
  http://k-tai.sharp.co.jp/download/tools/grmngr/
  「ケータイQRコードマネージャー」ダウンロードサイト(シャープ)
  http://k-tai.sharp.co.jp/download/tools/qrmngr/
  「Pocket Nancy」(オフィス ノア)
  http://www.nancy.ne.jp/pocketnancy/

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(法林岳之)
2003/05/20 13:06

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