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インターネットマシンの次を探るソフトバンク春モデル
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インターネットマシンの次を探るソフトバンク春モデル
法林岳之 法林岳之
1963年神奈川県出身。携帯電話をはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。「できるWindows Vista」「できるPRO BlackBerry サーバー構築」(インプレスジャパン)、「お父さんのための携帯電話ABC」(NHK出版)など、著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。


 1月29日、午前中のauに続き、午後はソフトバンクが2009年春モデルの発表会を行った。ただ、今回のソフトバンクの発表会は、既報の通り、今までのケータイの発表会とはまったく異なるスタイルを採用し、報道関係者および一般のユーザーを驚かせた。発表会の詳細な内容については、すでに本誌レポートが掲載されているので、そちらを参照していただきたいが、ここでは筆者が見た発表会の印象や試用した端末などについて、解説しよう。


ソフトバンクと言えば「予想外」だが……

孫正義社長

ソフトバンクの孫正義社長
 2006年春のボーダフォン日本法人の買収以来、ソフトバンクを語るキーワードとして、ソフトバンク自らも頻繁に使ってきた「予想外」。騒動となった「0円」にはじまり、話題性十分のテレビCM、1機種で20色のカラーバリエーション展開、爆発的にヒットした「ホワイトプラン」、日本中の注目を集めた「iPhone 3G」の発売など、いろいろなシーンでユーザーやメディアを驚かせてきた。

 そして、今回は「新商品発表会」という形で、私たちを驚かせてくれた。通常、報道やメディアを対象に催される発表会に、1750組3500人もの一般客を招待するという方法も驚きなら、発表する商品の説明をお笑いタレントが担当するというのも前代未聞だ。これだけ型破りなことを恐れずにあっさりやってしまうところこそ、ソフトバンクのスゴさなのかもしれない。

 ただ、我々のようなメディアの立場からすると、正直なところ、今回の新商品発表会は戸惑うというか、かなり解釈の難しい発表会だったと言わざるを得ない。ソフトバンクというと、一連の「予想外」をはじめ、一般的にはかなり無茶なことを仕掛ける企業のように捉えられがちだが、実はケータイの発表会そのものについては、メディア関係者の間でも意外に(と言っては失礼だが……)評価が高かった。

 というのも過去のソフトバンクの発表会では、孫社長が自ら商品を手に取り、端末の機能や対応するサービスなどを一つずつ説明し、質疑応答も基本的には1人で壇上に立ち、わかる範囲に限られるものの、大半を自らの言葉できっちりと答えていたからだ。他事業者の代表取締役も発表会に出席し、各社の方向性や考え方を話すことはあるが、製品やサービスの細かいところまで、きっちりと話せるかどうかはちょっと微妙だ。ソフトバンクの過去の発表会を見る限り、孫社長自身がかなりケータイ好きで、本当に自ら端末を触り、機能や使い方などについて、商品企画担当や開発メーカーに注文を付けているのではないかと推察できるくらい、孫社長を「ケータイのことがよくわかっている人なのだろう」と捉えていた。


お笑いタレント

発表会では、お笑いタレントが商品説明を行った
 ところが、今回は従来の手法をあっさりやめてしまい、お笑いタレントに商品の説明を任せるという斬新な方法を持ち出した。もちろん、お笑いタレントの人たちも最近の『家電芸人』などの流行りもあり、かなり勉強をしてきたのだろうが、一般のお客さんを招待しているということもあり、プレゼンテーションの内容は一般ユーザーが友だちにケータイを説明する(自慢する?)ときのレベルで、新機種ならではの魅力は十分にアピールできなかったように見受けられた。

 そのため、他事業者の発表会や過去のソフトバンクの発表会に比べると、ビデオとプレゼンテーションで説明される内容が非常に乏しく、ステージ上でくり広げられる様は、孫社長をゲストに招いたバラエティショーのようだった。終了後の質疑応答もなく、いわゆる報道関係者や記者向けに行われる発表会の体をなしていなかったというのが正直な感想だ。どちらかと言えば、新商品発表会というより、一般の人を対象にした「新商品お披露目イベント」のような様子だった。

 こうした状況もあり、昨年の夏モデルの「女性」、昨年の冬モデルの「TOUCH」のように、ソフトバンクのラインアップとしてのキーワードも話されなかった。ただ、『発表バラエティショー』が始まる前、孫社長は「ソフトバンクはケータイのテクノロジーを進化させることや料金に注力してきた」「昨年はケータイがインターネットマシン化する元年だった」「今年はそのインターネットマシン化したケータイで何を楽しむのかが大切」と語り、コンテンツなど、ケータイの使い道に注力することを示唆した。

 はたして、その「インターネットマシン化したケータイ」の使い道の一つとして、提案されたのかどうかはわからないが、3月1日からお笑い芸人が制作したネタ映像に対し、一般投票でチャンピオンを決定するお笑い映像コンテスト「S-1バトル」の開催が発表された。ソフトバンクのユーザーであれば、毎日公開されるネタ映像の対戦に投票することができ、お笑い芸人の月間チャンピオンには1000万円、年間チャンピオンには1億円の賞金が贈呈されるという。

 昨今のお笑いブームを活かし、ユーザー参加型のバトル(コンテスト)を催そうというわけわけだが、昨年来の世界的な経済危機や雇用不安などが伝えられている状況下において、これだけの巨額の賞金が賭けられるイベントをユーザーはどう捉えるだろうか。お笑いのイベントとしてはきっと面白いだろうし、同社の広告宣伝費を考えれば、たいした金額ではないのかもしれないが、今どきの言い方をするなら、ちょっと「KY」なイベントという印象を持った人もいるのではないだろうか。


フラッグシップモデルを筆頭に実用性の高い普及モデルも充実

 さて、ここからはいつものように、発表会後に別のタッチ&トライコーナーで実機を試用した印象について、お伝えしよう。ただし、今回試用した端末はいずれも開発中のものであり、出荷時には仕様や印象が変わっているかもしれないことはお断りしておく。各機種の詳しい情報については、ぜひ本誌のレポート記事を合わせて、ご参照いただきたい。


AQUOSケータイ 932SH(シャープ)

932SH

 今回発表された2009年春モデルのフラッグシップモデルだ。905SH以来、採用されてきたサイクロイドスタイルは、ヒンジから延びるアーム部分とディスプレイ部分から構成され、両方が重なるような構造だったため、折りたたんだ状態ではボタン部と合わせて、3枚の板状のパーツが重なるような構造になり、トップパネルも段差が目立っていた。932SHではディスプレイ部を箱状になり、アーム部が箱の内側にさし込むような構造を採用したため、トップパネル側に段差がなくなり、デザイン的にもすっきりまとまった印象だ。ディスプレイ部にメタルパーツを採用しているようで、ひんやりした触感が独特だが、少しディスプレイ側が重いような印象も残った。

 光TOUCH CRUISERとアークリッジスリムキーも採用されており、操作感は昨年夏のAQUOSケータイ 923SHに近い。スペック的には世界初のダブルワンセグチューナーの搭載が目を引く。2画面表示も分割表示とPinPの両方が可能で、2画面視聴でも画面が崩れることもなく、同時録画も可能。930SHで採用されたCCD 800万画素カメラ、3スピーカーによるバーチャル5.1チャンネルサウンドなど、エンターテインメント指向を一段を強めた最強のモデルだ。


EXILIMケータイ 930CA(カシオ)

930CA

 2008年冬モデルからソフトバンク向けに参入したカシオ計算機の第2弾モデル。ファーストモデルがかなり手堅い方向の折りたたみデザインだったのに対し、今回はカシオ計算機製端末としても初のスライド式ボディを採用している。従来モデル同様、NEC製端末と共通のプラットフォームを採用するが、au向けのEXILIMケータイ W63CAと同じ広角28mm対応の8.1Mピクセルカメラを搭載し、EXILIMエンジン for Mobileも継承するなど、自社の技術を存分に活かしている。

 なかでもカメラ起動の高速起動は、初期のEXILIMでも高く評価されていたもので、思い立ったときにすぐ撮影できるカメラ付きケータイの特性を考えると、地味ながらも実用的な特徴のひとつだ。モバイルウィジェットやBluetoothに対応していないのは残念だが、全体的にソツなくまとめられている。フルスライド式のため、ボタン面は折りたたみデザインの端末ほど広くないが、凹凸を組み合わせたボタンはなかなか押しやすい。au向けで好評を得ているカシオ計算機製らしい端末と言えそうだ。


VIERAケータイ 930P(パナソニック)

930P

 2008年夏モデルとして登場したVIERAケータイ 921Pに続き、ヨコオープンスタイル(Wオープンスタイル)を採用したモデル。見てもわかるように、ベースはNTTドコモ向けのP-01Aで、縦横の開く向きによって、キートップの表示が変わる「2WAYキー」も継承されている。P-01Aと少し異なるのは、ヨコ開きの際、ダイヤルボタンの[5][6][8][9]のキートップのプリントに色が付けられており、ゲーム機のような操作性を実現しようとしている。

 ヨコ画面でのコンテンツもワンセグやフルブラウザに加え、カメラやメール、Yahoo!ケータイも全画面で利用できるようにしており、P-01Aを上回っている。なかでもゲームはプリインストールのタイトルも充実させている。ただ、モバイルウィジェットやダブルナンバー、PCメール、着デコなど、ソフトバンクならではのサービスに非対応というのは、ちょっと残念な印象だ。


830N(NEC)

830N

 スライド式ながら、薄さ13.9mmというスリムボディにまとめた端末だ。ボディデザインはNTTドコモ向けのN-04Aをベースにしており、緩やかな弧を描くように開くアークスライドを採用する。ソフトウェアも含め、基本的な部分はN-04Aを継承しているが、実はボディの下筐体や周囲にわずかな曲線が加えられるなど、N-04Aよりも手になじみやすい印象だ。ディスプレイ横のタッチセンサーの操作感はほぼ同じだ。8シリーズながら、モバイルウィジェットや下り方向最大7.2Mbpsの3Gハイスピードに対応するなど、9シリーズに迫るスペックも魅力だ。


831P(パナソニック)

831P

 2008年冬モデルとして登場した830Pをベースにしたモデルだ。830Pと比較して、ワンセグを搭載し、ワンタッチ機能を10個から12個まで増やすなどの改良を加えている。830Pがワンタッチ機能と使いやすさを強調したこともあり、40代のユーザーが多かったそうだが、今回はトップパネルにクロスカットデザインを施すことにより、もう10歳程度、若い年代のユーザーを狙いたいそうだ。おサイフケータイに非対応なのは残念だが、ワンセグを搭載したことで、基本的な機能はカバーした印象だ。ボディサイズも比較的、コンパクトで持ちやすく、年齢層や男女を問わずに選べるベーシックなスタンダードモデルと言えそうだ。


831SH(シャープ)

831SH

 スタンダードな折りたたみデザインを採用し、女性にも持ちやすいサイズのコンパクトボディに充実の機能を満載した端末。ソフトバンクでは2007年春モデルの812SH、2008年冬モデルの830SHが人気も高く、スタンダードモデルに位置付けられていたが、これらの後継モデル的な存在になりそうだ。ワンセグやおサイフケータイはもちろんだが、ダブルナンバーやPCメール、着デコなどに対応するうえ、最新のモバイルウィジェットや1MBの添付メールにも対応する。上位モデルと比較して、足りない機能があるとすれば、BluetoothやGPSくらいで、お買い得感の高い端末。キーは812SHや830SHでも好評を得たアークリッジキーを継承しており、非常に押しやすい。


831SH KT(シャープ)

831SH KT

 fanfun. 815Tなどに続く、「ハローキティ」ケータイの第3弾モデル。831SHをベースにしており、クリアパーツが装備されたトップパネルの内側にキャラクターをあしらったデザインを採用する。従来のハローキティケータイに比べると、大人の女性が持ち歩いてもあまり不自然にならないように、上品なデザインでまとめられた印象だ。


731SC(サムスン)

731SC

 2008年冬モデルで発表されたプリペイド向けの730SCをポストペイドに切り替えたモデル。基本的なスペックは同等だが、カメラボタンが[Y!]ボタンに変更された点などが異なる。コンパクトながら、ドーム型のボタンは押しやすい。ノキアが撤退したこともあり、こうしたコンパクトなストレート端末は選択肢が少なく、ある意味、貴重な存在とも言える。OMNIA 920SCに引き続き、充電のための外部接続端子はソフトバンク3G共通端子が採用されているのもうれしい点だ。機能は豊富ではないが、用途を限れば、2台目端末としても選びやすいモデルだろう。


830SH for Biz

830SH for Biz

 2008年冬モデル直前に発表された830SHをベースにした法人向けモデル。スペックなどはまったく変わらないが、ソフトバンクが提供する「法人基本パック」「法人基本パックプラス」に対応しており、企業が社員に端末を持たせたとき、情報システム管理者が管理ツールを使うことにより、指定したサイトのみを閲覧できるようにしたり、電話帳を共通化したり、不要な機能を利用できないようにするなどの制御ができる。制御できる機能もカメラから赤外線通信、USB利用、S!アプリ利用など、非常に範囲が広い。


堅実なモデルをラインアップしたソフトバンクの2009年春モデル

 予想外なことをあっさりとやってのけるという印象が強いソフトバンクだが、昨年12月までで20カ月連続の純増No.1を記録し、契約数も2000万を超えるところまで成長した。その原動力となったのは、ホワイトプランであったり、積極的に開拓した2台目需要なのかもしれない。

 しかし、この2年ほどの間で、ソフトバンクのイメージが大きく変わったのは、やはり、端末ラインアップだろう。特に、デザインの仕上がりの良さは、その時期におけるトレンドやデザインセンスの違いがあるとは言え、一時期のボーダフォンやJ-フォンとは明確に違うレベルに仕上げられた印象がある。同時に、端末ラインアップのバリエーションもサイクロイドあり、防水あり、ストレートあり、スマートフォンあり、タッチパネルありと、非常にバリエーションに富んだラインアップを展開してきた。

 ただ、今回の端末ラインアップを見てみると、従来と比較して、少し楽しさが縮小したような印象を受けた。全体的には堅実なモデルがラインアップされているのだが、新鮮な印象を持って迎えられるモデルが限られていたからだ。ハッキリと書いてしまえば、まったくの新味はAQUOSケータイ 932SHと831SH、EXILIMケータイ 930CAの3機種のみで、その他のモデルはすでに他事業者向けでほぼ同じデザインの端末が発表(発売)されていたり、ソフトバンクが昨年発表したモデルのリニューアルモデルが中心だ。

 もちろん、新しい販売方式の変更や契約者増による市場の頭打ちが伝えられる中、開発メーカーが同じ通信方式を採用する他事業者と共通のデザインやメカニズムを採用してくることは、十分に理解できるし、決してそれを悪いと言うつもりはない。今後の日本のモバイルビジネスの進化を考えれば、メーカーのこうした供給方法もひとつの方向性として、考えられるからだ。

 ただ、そんな状況下において、今回のような発表のスタイルが良かったのかどうかは、非常に疑問が残った。敢えて、イジワルかつ歪んだ見方をさせてもらえれば、どうしても今回は端末ラインアップに新味が少ないから、派手なイベントでごまかしたように見えてしまうのだ。


発表会での一場面

 ソフトバンクが国内で行われる展示会などに一切参加していない状況を考えると(その昔、ソフトバンクは展示会ビジネスもやっていたのだが……)、一般のお客さんを招いて、こうしたイベントを行うことは興味深い取り組みであり、ユーザーとしても歓迎したいところだろう。それに加え、会場で新端末のデモを見たり、ちょっとしたレクチャーでも受けられるようなことになれば、かなりうれしいはずだ。

 しかし、今回の発表はイベントの性質上、どうしても各端末の説明が不十分で、それぞれの端末の特徴がユーザーに伝わったようには見受けられない。決して、お笑いタレントが説明することが悪いわけではないのだが……。もちろん、メディアの視点から捉えてもかなり取材しづらく、内容を捉えにくい発表会だったという印象だ。いろいろと厳しいことを書いてしまったが、連続20カ月も純増No.1を記録し、ケータイ業界を刺激し続けているソフトバンクだからこそ、メディアとしては期待を寄せているわけであり、今回は敢えて、こうした内容にも触れることにした。

 くり返しになるが、ソフトバンクの2009年春モデルは、フラッグシップのAQUOSケータイ 932SHにはじまり、8.1Mカメラ搭載のEXILIMケータイ 930CA、VIERAケータイ 930P、アークスライドの830Nなど、魅力的な端末がラインアップされている。一部のモデルはすでに発売されており、その他のモデルも2月から3月下旬にかけて、順次、販売が開始される予定だ。本誌にはすでに詳しい発表会レポートが掲載されているが、開発メーカーのインタビューやレビューなども今後、掲載される予定だ。それらをじっくりと読み、必要な判断材料をしっかりと把握したうえで、ぜひ、自分のための一台を選んで欲しい。



URL
  2009年春モデル(ソフトバンクモバイル)
  http://mb.softbank.jp/mb/special/09spring/

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(法林岳之)
2009/02/02 11:57

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