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ユニークなワンタッチオープン機構を採用した「KX-HV200」
法林岳之 法林岳之
1963年神奈川県出身。パソコンから携帯電話、メール端末、PDAまで、幅広い製品の試用レポートや解説記事を執筆。特に、通信関連を得意とする。「できるWindows XP基本編」「できるADSL フレッツ・ADSL対応」「できるZaurus」「できるVAIO Windows XP版」など、著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。iモード用EZweb用J-スカイ用、H"LINK用(//www.hourin.com/H/index.txt)を提供。「ケータイならオレに聞け!」(impress TV)も配信中。


音声端末初のAirH"対応

 昨年来、パケット通信サービス「AirH"」が好調なDDIポケット。3月末からは128kbps通信サービスも開始されているが、昨年末には音声端末ではじめてAirH"に対応した「KX-HV200」が九州松下電器から発売されている。発売から少し時間が経ってしまったが、筆者も機種変更で端末を入手したので、レポートをお送りしよう。


新サービスに先行して端末を発売

KX-HV200

 DDIポケット/九州松下電器『ル・モテ KX-HV200』。サイズ:49(W)×94(H)×19(D)mm(折りたたみ時)、96g。ブラック&ガンメタリック(写真)、シルバー&シルバー、ネイビー&シャンパンゴールドをラインアップ。
 国内の携帯電話・PHSが世界市場をリードしている要因のひとつとして、通信事業者が端末を販売しているため、サービスに密着した端末がリリースされていることが挙げられる。たとえば、NTTドコモがFOMAでiモーションを提供すれば、N2002が発売され、auがeznavigationを開始すれば、対応端末が店頭にずらりと並ぶといった具合いだ。新規サービスの開始と同時に、そのサービスに対応した端末がリリースされるため、ユーザーは常に最新のサービスを使いやすい環境で得られることになる。欧米の携帯電話市場との決定的な違いのひとつと言えるだろう。

 そんな国内の携帯電話・PHS市場において、少しスタンスが異なるのがDDIポケットだ。他の事業者が事業者自身のブランドで端末を販売しているのに対し、DDIポケットではサービスを事業者が提供し、端末は各メーカーが自社ブランドで提供している。そのため、端末メーカーは比較的、自由度の高い製品が開発できる半面、端末の発売とサービスの開始が必ずしも一致しないといったことが起こりえる。

 今回紹介する九州松下電器製「KX-HV200」もそんな微妙なズレが起きてしまった端末のひとつだ。端末は昨年の12月21日に発売されたが、端末に対応したデータ通信USBケーブルは2月に発売され、2月にサービス内容が拡張された「ライトEメール」にも先行して対応していた。

 DDIポケット向け端末ではこうした発売とサービス開始のタイムラグが過去に何度か起きている。たとえば、位置情報サービスなどもそのひとつだった。これらのタイムラグは一概にマイナス要因とは言い切れない面もあるが、ユーザーにしてみれば、ちょっと混乱してしまう部分でもある。

 また、DDIポケット向け端末のラインアップとしてみた場合、KX-HV200は久しぶりの音声端末の新製品であり、市場での注目度は非常に高い。特に、昨年はAirH"が開始されたこともあり、DDIポケット向け端末ではデータ通信カード一体型端末ばかりが注目されている面が少なからずあった。おそらく「別に今の端末でも不満はないんだけど、そろそろ新しいのが欲しいな」と感じていたユーザーも非常に多かったのではないだろうか。そんな市場動向も踏まえながら、端末の出来をチェックしてみよう。


片手で開けるワンタッチオープン機構

 製品の細かい仕様などについては、DDIポケットや九州松下電器の製品情報ページ、「ケータイ新製品SHOW CASE」を参考にしていただきたい。ここでは筆者が購入した端末で得られた印象を中心にお伝えしよう。

 まず、ボディは折りたたみデザインを採用しているが、非常にユニークなメカニズムを採用しているのが特徴だ。折りたたみデザインの端末は折りたたみ時にコンパクトになる半面、操作のためにボディを開くという動作が必要になる。特に、荷物などを持っていて、片手が塞がっていると、端末を開くことができないといったジレンマに陥る。そこで、九州松下電器では蝶つがい部分の左側にボタンを装備し、ボタンを押すだけでワンタッチでボディを開くことができる「ワンタッチオープン機構」というメカニズムをボディに組み込んでいる。ボタンを押すと、約90度までボディが開き、その後は手動で通常の角度(約160度)まで開くという仕組みになっている。

 九州松下電器としては市場調査で得られた「折りたたみ式は開くのが面倒」という声に応えるために、このユニークな機構を開発したそうだ。実際に使ってみたところ、確かに「開く」という操作そのものは非常にやりやすい。ただ、その開く角度が約90度までであるため、結果的に「さらに開く」ための操作が必要になる。片手が塞がっている状態で、通話をするのであれば、頭に引っかけて開く、メールを見るのであれば、身体のどこかに半開きになった端末を当てて、「さらに開く」操作をしなければならない。確かに、面白い機構であり、有用と感じる人もいるだろうが、個人的には「ちょっと蛇足か?」という印象もなくはない。

 また、本体側面にはSDメモリーカードスロットを装備しており、8/16/32/64MBのSDメモリーカードを装着することが可能だ。SDメモリーカードを利用した機能については後述するが、SDメモリーカードスロットを装備しながら、既存の端末と変わらないか、それ以上の薄さを実現したのは高く評価できるだろう。ちなみに、SDメモリーカードスロットを搭載した折りたたみボディの端末で比べてみると、J-フォンのJ-SH51が28mmとなっているのに対し、KX-HV200はわずか19mm(アンテナ及び突起部を除く)しかない。携帯電話とPHSという違いはあるにせよ、KX-HV200の薄さはSDメモリーカードスロットの存在を意識させないレベルに達している。


背面 SDメモリーカードスロット
 SDメモリーカードスロットを装備しながら、スリムなボディを実現。  SDメモリーカードスロットは左側面に装備。

イルミネーション

 アンテナ部分のLEDのイルミネーション状態はかなり強烈な印象(笑)。ここをクリックすると動画で確認できます(要Windows Media Player)
 液晶ディスプレイの背面側にはアンテナが装備されているが、アンテナ部分にイルミネーションLEDを内蔵しており、メールや着信の有無などを知ることができる。単色で光っている状態はやや派手な程度だが、イルミネーション状態にすると、法的に制限されている「光るアンテナ」すら圧倒してしまうほどの存在感がある。

 液晶ディスプレイは6万5536色表示が可能な半透過型TFTカラー液晶を採用する。サイズも2インチと大きく、視認性も良好だ。液晶バックライトも[終話]ボタンを押せば、ワンタッチで消すことができるため、屋外などで利用するときにも便利だ。メール画面では表示文字数を7文字×3行、7文字×7行、10文字×9行、12文字×11行に切り替えることができる。

 ただ、九州松下製端末では以前から画面周りで気になっていることがいくつかあり、今回もそれがそのまま継承されている。ひとつはフォントであり、もうひとつはキャラクター表示だ。

 同社製端末では比較的、太めのフォント(標準設定の場合)が採用されているのだが、これに若干のクセがあり、個人的に今ひとつ好きになれない。また、発着信時に表示されるキャラクターのアニメーションもあまりに子どもっぽすぎるため、購入後に表示設定をOFFにしてしまった。フォントは好みの部分もあるため、一概に「良くない」とは言えないが、キャラクター表示についてはもう少し、現在購入している年齢層をよく考慮して、選択すべきだろう。

 ボタン類は中央に[H"]ボタンを配したマルチファンクションキー、左右上には場面によって機能が変わるソフトキーが並ぶ。本体左側面には[MEMO]ボタンが備えられており、音声メモ録音の開始やスケジュール機能の呼び出しができる。


液晶ディスプレイ ボタン
 液晶ディスプレイは非常に明るく、視認性も良好だ。  ボタン類はメールボタンなどがないため、意外にシンプル。左上の蝶つがいの部分にあるのがワンタッチオープン機構のボタン。

音声端末がAirH"に対応する意味

 機能面について見てみよう。KX-HV200はワンタッチオープン機構ばかりが注目されているが、SDメモリーカードスロットの装備やAirH"への対応など、機能面にも注目すべき点は多い。

 まず、SDメモリーカードスロットについては、メールや画像、着信メロディの保存、録音などの機能に利用することができる。携帯電話・PHSで提供されるサービスが高度化してきたことにより、現在の端末では本体メモリの容量がひとつのチェックポイントになっている。KX-HV200はSDメモリーカードスロットを装備したことで、こうしたニーズにも余裕で対応することが可能だ。たとえば、64MBのSDメモリーカードを装備した場合、メールなら3500件(1件あたり16KB以下の場合)、画像なら900枚、着信メロディなら900曲も保存することができる。

 また、SDメモリーカードを利用して、他のSDメモリーカード対応機器とデータのやり取りができるのも見逃せないポイントだ。SDメモリーカードに保存したメールや添付ファイルをパソコンで利用できるのは当たり前だが、九州松下電器が販売するファクシミリの「おたっくす」で印刷したり、SDメモリーカードを採用したデジタルカメラやデジタルビデオカメラの撮影画像(静止画)をDCF形式で保存して、壁紙に設定したり、メールに添付して送信するといったこともできる。PCで作成したスケジュールデータや着信音などをKX-HV200に取り込むといったこともできる。SDメモリーカードを採用した機器を持っていれば、かなり有効に活用することができるはずだ。

 さらに、筆者が個人的にもビジネスユースなどで有用だと見ているのがICレコーダー機能だ。ICレコーダー機能は従来の「KX-HS110」でも実現されていたが、64MBのSDメモリーカードでは最大4時間もの録音が可能になる。特に、筆者や編集スタッフのように、取材などで録音をしなければならないユーザーには便利な機能だ。ただ、録音したデータはKX-HV200で再生しなければならないため、バッテリーの持ち時間などを考慮すると、やや厳しい面がある。できれば、SDメモリーカードに保存したデータをPCなどにコンバートし、再生できるユーティリティが欲しいところだ。今後に期待したい。


 一方、データ通信についてはAirH"に対応しているのが特長だ。「音声端末でAirH"に対応して、どうするの?」と考える向きもあるかもしれないが、要するに音声通話でありながら、データ通信時にAirH"の機能を活かすことができるわけだ。KX-HV200では「標準コース」「昼得コース」「つなぎ放題コース」「ネット25」「データパック」「データパックmini」「スーパーパックLL」「スーパーパックL」「スーパーパックS」という9種類の料金コースを選択することができる。一般的な音声端末であれば、標準コースやスーパーパックなどを契約するが、KX-HV200ではつなぎ放題コースやネット25というAirH"専用料金コースを選択することができる。そのため、音声通話は通常通り利用し、データ通信時は32kbpsパケット通信やフレックスチェンジで接続することができる。たとえば、AirH"を使いたいためにNECインフロンティアの「CFE-02」やTDKの「RH2000P」を選択すると、機能そのものがないため、音声通話はできないが、KX-HV200ならデータ通信でAirH"を利用しながら、音声通話もできるわけだ。ちなみに、音声通話時の通話料は標準コースと変わらない。

 また、KX-HV200はつなぎ放題コースやネット25で契約ができるため、AirH"のオプションとして用意されている「メール放題&トーク割」を契約できるというメリットもある。メール放題&トーク割は月額3000円のオプションを支払うことで、ライトEメール、ライトメール、Pメールが使い放題になり、DXメールやEメールも通常1通10円のところを1通5円で利用できるようになる。さらに、音声通話についてはDDIポケット端末同士なら標準料金の10%OFFで利用できる。AirH"の基本使用料と合わせると、月額8800円(年間契約時は7930円)になってしまうが、音声端末とデータ通信カード一体型端末を1回線ずつ契約し、ヘビーに使うことを考えれば、十分、元が取れるはずだ。ヘビーユーザー向けプランではあるが、実用性は意外に高いのではないだろうか。

 ちなみに、DDIポケットによれば、料金コースの変更をする場合、移行前か移行後のいずれかにAirH"対応料金プランが含まれていれば、すぐに変更することができ、なおかつ何度でも変更できるとのことだ。ちなみに、ポケットサービスセンターの音声自動応答なら翌々日、オペレーター経由なら30分後にはAirH"の利用を開始することができる。KX-HV200を購入したユーザーで、AirH"の料金プランやデータ通信環境に興味があるのなら、一度試してみるといいだろう。

 また、AirH"を利用したデータ通信についてはサン電子からUSBデータ通信ケーブル「PSP01 U-Cable type P5」が発売されており、間もなく、データ通信PCカード「PS64C3 i-Card type P3」も発売される予定だ。また、従来モデル同様、Palm VxやWorkPad c3については専用データ通信ケーブル「KX-HA10」のみでデータ通信を利用することが可能だ。


H"をヘビーに使いたい人なら「買い」

 最後に、いつものように、KX-HV200の「買い」を診断してみよう。KX-HV200はSDメモリーカードスロットを搭載し、折りたたみボディのワンタッチオープン機構を採用するなど、ハードウェア的にもかなり意欲的な端末だ。H"のセールスポイントのひとつであるデータ通信はAirH"に対応したことにより、AirH"専用の料金コースも選ぶことができるようになった。もちろん、従来のfeelH"のラインアップで評価されていた着信メロディや外付けデジタルカメラユニット「Treva」への対応などは継承されている。SoundMarketについては東芝が販売するSDAIR方式の「MEA212AS」で利用することが可能だ。

 これらの特長を考慮した上でKX-HV200がおすすめできるのは、音声通話だけでなく、データ通信もヘビーに利用したいユーザーだろう。特に、AirH"に対応したことで、専用料金プランを利用できるようになったアドバンテージは大きい。先月末に始まった128kbpsパケット通信サービスを利用できないのは残念だが、パーソナルユーザーがモバイルで利用するのであれば、ネット25の契約で十分なケースがほとんどであり、コスト的な負担もあまり大きくない。ネット25では接続がフレックスチェンジ方式になるが、スループットが必要なときはPIAFS2.1/64kbpsに切り替わるので、実用上のストレスもほとんど感じないはずだ。

 また、音声通話端末とデータ通信一体型PHSを複数、契約しているようなユーザーはKX-HV200で回線を統合するという考え方もあるだろう。ただ、KX-HV200でデータ通信を利用するにはデータ通信カードやデータ通信ケーブルが必須であり、データ通信カード一体型PHSのように、「挿しっぱなし」で使えないのが惜しいところだ。できれば、Bluetoothアダプタなどを利用し、ワイヤレスで利用できればいいのだが、H"端末用に販売されているBluetoothアダプタはPCMCIAカードがWindows 98/Meにしか対応していない上、端末側のアダプタもサイズが大きく、今ひとつ使いにくい。ノートPCやPDAなどにBluetooth搭載モデルが増えてきたことを考慮すれば、次期モデルではBluetoothの標準搭載も検討して欲しいところだ。

 ただ、いずれにせよ、DDIポケットの料金コースはAirH"の追加によって、複雑になりすぎた感があり、KX-HV200でAirH"専用料金コースが契約できることや、どういうアドバンテージが得られるのかが十分に伝えられていない。このあたりはターゲットとするユーザーを明確にして、もっと積極的に「○○な人におすすめ!」と打ち出してもいいのではないだろうか。


 KX-HV200は一般的な音声通話を中心としたユーザーにも十分おすすめできるだけの要素を持っているが、気になるのはワンタッチオープン機構だろう。冒頭でも説明したように、片手で開けられるのは便利だが、その開き方が中途半端な上、閉じるときの操作も結果的に2段階になるため、本来、目指したアドバンテージが十分に発揮されていない。このあたりは次期モデルで改善を望みたいところだ。また、カラーバリエーションとして、「ネイビー&シャンパンゴールド」が追加されたが、もう少し華やかなボディカラーの端末もラインアップして欲しいところだ。たとえば、KX-HS110に用意されていたクロームレッドなどもいい選択ではないだろうか。

 DDIポケット向けの音声端末としては久しぶりの新モデルとなったKX-HV200は、ワンタッチオープン機構に賛否両論があるものの、AirH"対応やSDメモリーカードスロット搭載というアドバンテージを持っており、現時点では最も「使い甲斐」のある端末となっている。スペックや機能を比較しても「買い」と言って申し分ない。三洋電機製のAirH"対応音声端末「RZ-J700」の発売が近いことが気になるが、この春、H"端末の購入を検討しているのなら、まず最初にチェックすべき製品だろう。


・ ニュースリリース(DDIポケット)
  http://www.ddipocket.co.jp/syohin/kx-hv200.html
・ ニュースリリース(九州松下電器)
  http://www.kme.panasonic.co.jp/corp/news/2001news/jn011126/jn011126.html
・ 製品情報(DDIポケット)
  http://www.ddipocket.co.jp/syohin/kx-hv200.html
・ 製品情報(九州松下電器)
  http://www.kme.panasonic.co.jp/pana/hmp/hv200/index.html

KX-HV200(シルバー&シルバー)
松下、AirH"対応の折りたたみ型H"端末「KX-HV200」
AirH"対応の「ル・モテ KX-HV200」に新色追加
サン電子、AirH"対応のUSB通信ケーブル
サン電子、AirH"対応の音声端末接続用データ通信PCカード


(法林岳之)
2002/04/05 13:13

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