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通信料金がコンテンツ配信者側に課金されるシステム「パケラ」

 日本テレネットとビートレンドは、携帯電話向けコンテンツの配信時に発生する通信料(パケット代)を、ユーザーではなく配信者側に課金するプラットフォーム「パケラ」を開発し、今秋から提供を開始する。

 パケラは、携帯電話向けコンテンツの配信時にユーザー側へ発生するパケット代金を、コンテンツ配信者側に課金するプラットフォーム。コンテンツプロバイダーやISP、広告代理店などでの利用が想定され、ビートレンドがシステム開発とサービスの販売を行ない、日本テレネットが運営・サービス提供を担当する。

 具体的には、ユーザーが同システムを導入した企業のECサイト、あるいはキャンペーンやアンケート、クーポンなどの情報へアクセスした場合、本来はユーザー側に発生する通信料が配信元に課金されるというもの。通常はキャリアのサーバー上でユーザーに課金されるパケット代が算出されるが、同システムでは、キャリアの課金システムとは別にパケラのサーバー上で同様のデータ量課金が企業側に対して行なわれ、結果としてユーザーにはパケット代の請求が発生しないようになる。

 両社では、「今秋にサービス提供を開始する見通しで、サービスの提供料などについては利用形態に応じて調整していく予定」としている。また、パケラと同様のシステム構築を希望する企業には、受託開発を行なうほか、ライセンス供給も行なう予定。


・ 日本テレネット
  http://www.n-telenet.co.jp/
・ ビートレンド
  http://www.betrend.com/


(松下 麻利)
2002/07/17 11:09

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