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ACCESSは、関東一円でコンサートの企画・運営を行なうコンサートプロモーター・ディスクガレージの協力により、NTTドコモのiアプリを使用して携帯電話から興行チケットの予約・決済が行なえ、当日は会場でチケットレス入場が可能となる「チケットフロントシステム」を開発した。今秋より、同システムを利用したチケット予約・決済サービスが開始される予定だという。 同社によると、従来のチケットレスシステムでは、１つの携帯電話からチケットを複数枚予約した場合、複数人が同時に入場する必要があったが、今回のシステムでは、紙のチケットと同様に予約したユーザーが事前に友人などへチケットデータを転送しておけば、同時入場する必要がなく、転送データは送信元の端末から削除されるようになっているため、チケットの重複発行も防げるのが特徴だという。 具体的には、このシステムを導入したチケットサイトからユーザーがiアプリをダウンロードし、メニューから希望の公演を選択してチケット予約と座席確保を行なうと、クレジットカード番号などで決済が行なえ、iアプリ上にバーコードをダウンロードできる。これにより、コンサート当日にバーコードリーダーなどを設置する会場で、入場の認証および座席の消しこみが行なえるようになるという。 当初はiアプリを使用したシステムとなるが、順次それ以外のJava対応機にも対応する予定で、入場時の認識についても、当面はバーコードの利用となるが、今後はNTTドコモの504iシリーズで利用できる赤外線通信機能などのローカルなインターフェイスにも対応する予定だという。 同システムにより、興行側はユーザーにチケットを直販できるようになるほか、ユーザーの購買履歴にもとづいた次回公演のインフォメーションなどをメールで送信できるなどの販促も可能となる。ユーザー側は、iアプリ対応機で興行元のサイトからチケットを直接購入でき、予約電話が繋がらないといった従来の不便さを解消できるほか、プレイガイドからの予約チケットの引き取りや、チケット配送料の負担なども必要なくなる。 なお、興行元が自社でチケットシステムを運営している場合、同社ではこのシステムをASPとして提供することも可能で、過剰投資することなく既存資産を活かしたシステムを構築できるとしている。 ・ ニュースリリース http://www.access.co.jp/press/020729.html （松下 麻利） 2002/07/29 17:57 | ||||||
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