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今回発表された「PEG-SJ30」は、これまで提供されてきたビジネスユースのT600シリーズやフラッグシップモデルのNR-70シリーズに続く、ライトユーザーをメインターゲットにしたローエンドのカジュアルモデル。先にアメリカで発売されている白黒ディスプレイの「PEG-SL10」と同じ筐体を採用しており、国内販売されているPDAとしては最小サイズになるという。また黒と白のツートンカラーであった「PEG-SL10」とは違い、キラキラ感を持ったパーリーシルバーが用意されている。 「PEG-SJ30」の大きさは104×71×16.8mm、重量は約139gで、T600シリーズを一回り小さくした印象。Palm OS 4.1を搭載し、CPUにはDragonBall VZ 33MHｚが採用されているほか、16MBのRAM（ユーザー領域は15MB）や8MBのROMを内蔵。解像度が320×320ドットの液晶ディスプレイは、バックライト付きの半透過型のTFTカラーディスプレイで６万5536色まで表示可能となっている。 このほか、HotSyncを行なうUSBインターフェイスや赤外線ポート、メモリスティックスロットなどを装備。バッテリーにはリチウムイオン充電池が採用されており、一日30分程度の使用で約12日間駆動する。またスピーカーを内蔵していないため、音楽コンテンツを利用するには、別売りのオーディオアダプター「PEGA-SA10」（価格：１万2800円）が必要となる。 ライトユーザー向けとして「ゲームとe-book」をメインコンセプトに掲げる「PEG-SJ30」には電子書籍リーダーの「Pook」が搭載され、お試し版のコンテンツとして女子高生作家の綿矢りさ「インストール」、平成暮らしの研究会編「通勤電車のヒマつぶし本」、筒井康隆「筒井康隆100円文庫全セット」の３タイトルがインストールされている。またピンボールゲーム「Bump AttackPinball」やカードゲーム「PSol Lite」、シューティングゲーム「ZANAC」の３タイトルのゲームもバンドルされている。 このほか、ハイレゾモードに対応した動画再生ソフト「Kinoma Player」や日本語変換ソフト「ATOK for P200SOC」などがバンドルされる。また「PictureGear Pocket ver2.1」や「CLIE Paint」などのソニー製ソフトウェアなども用意されている。 パッケージにはACアダプターや液晶画面保護カバー、HotSyncケーブルが同梱される。また、同社ではゲームコントローラー「PEGA-GC10」（価格：3980円）やUSBクレードル「PEGA-UC50」（価格：4980円）、３色用意されたキャリングケースなどを同時に発売するほか、既に販売されているメモリースティックカメラモジュール「PEGA-MSC1」や携帯電話やPHSと接続できるアダプタケーブル「PEGA-MA15」も利用できる。なお、CF型通信カードを利用できる通信アダプター「PEGA-CF61」は、新製品に同梱されるアタッチメントで固定する必要がある。 同社では、今回のリリースにあわせ、９月７日～10月10日にかけて、同社のオンライン販売サイト「Sony Style」でカスタマー登録したユーザー先着１万名に、辞書やゲームなどのコンテンツが入ったメモリースティックをプレゼントするキャンペーンを行なう。
・ 「CLIE」商品紹介ページ（ソニー） http://www.sony.jp/CLIE/ ・ sony style 「PEG-SJ30」 http://www.jp.sonystyle.com/peg/Store/Clie/Sj30/index.html （関口 聖） 2002/08/28 15:12 | ||||||
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