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「USB On-The-Go」は、USB2.0を補完する拡張規格として、2001年12月に標準採用されたもの。現在普及しているUSBでは、パソコンなどがホスト（親）となり、デジタルカメラなどを接続する形式になっているが、OTGではデジタルカメラや携帯電話を相互に接続して、どちらがホスト（親）になるかペリフェラル（子）になるかをエンドユーザーが設定できる。 今回発表された「LR38873」は、USB規格のホスト機能、ペリフェラル機能のほか、接続中でもホスト・ペリフェラルの関係を交換できるOTG機能をワンチップにしている。消費電流は20mAで、12Mbps（Full-Speed）、1.5Mbps（Low-Speed）のデータ転送が可能になっているほか、２本のUSBラインドライバを内蔵しており、ホスト設定時には２台の機器を同時に接続できる。また4KBの内蔵メモリは、バッファメモリと通信用FIFOメモリが共用されており、データ転送が高速化されている。 「LR38873」を搭載する製品としてはデジタルカメラや携帯電話、PDAなどが想定されているが、具体的な搭載製品は公表されていない。 ・ ニュースリリース http://www.sharp.co.jp/corporate/news/020828-2.html （関口 聖） 2002/08/28 18:28 | ||||||
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