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胸ポケットの携帯電話がサイドポケットから取り出せる縫製方法

P4Pシステム展示ブース
 10月22日~24日にかけて、港区青山のベルコモンズで開催されている服飾資材総合展「HiG-STOFF(ハイジーストッフ)」で、携帯電話をスーツなどの胸ポケットに入れてサイドポケットから取り出せる縫製方法「P4Pシステム」の展示が行なわれている。会場では、開発したテーラーヨシムラの代表取締役吉村弘二氏から話を聞くことができた。

 「P4Pシステム」は、携帯電話をスーツなどの胸ポケットから入れて腰のサイドポケットから取り出せる縫製方法。「P4P」とは「Pocket For Portable Phone」を縮めた意味で、同ポケットは携帯電話専用のもの。胸のポケットから入れた携帯電話は、サイドポケット上部に取り付けられた袋状の部分に収まり、取り出す場合は、サイドポケットを持ち上げるようにすると手の中に滑り落ちてくる。

 吉村弘二氏によると、「P4Pシステムは、失敗から生まれた」という。「胸ポケットの奥にメガネが入ってしまったことがあり、それを取り出すときに思いついた」とし、その後1年間かけて完成したと語った。

 同製品は日本・アメリカ・中国で特許を出願中で、現在テーラーヨシムラでのオーダーメイドのほか、アパレル縫製資材商社の島田商事などで販売されている。複雑な縫製などの「P4Pシステム」自体はテーラーヨシムラが制作し、アパレルメーカーは、通常の胸ポケットを取り付けるように同システムを取り付けることが可能だとしている。

 本格的な市場投入は2003年春から秋になる予定で、すでに学生服メーカーとの契約が成立しているという。吉村氏は、「胸ポケットに入れた携帯電話は前にかがむと落ちやすい」とし、「P4Pシステムは、サッと取り出せて落ちない」ことをアピールしていた。なお同氏は現在、P4PシステムのYシャツ版についても開発中とのこと。


胸ポケットに入れる。ストレート型の端末の方が薄い分入れやすいようだ。 ポケット内部に携帯電話が収まっているところ。

サイドポケットから取り出したころ。洋服を着た状態で出し入れを行なう。 携帯電話を入れても裏地はスッキリしている。内ポケットは通常どおり使えるという。

・ 島田商事
  http://www.hi-g.co.jp/index.html

胸ポケットの携帯電話がサイドポケットから取り出せるスーツ


(津田 啓夢)
2002/10/23 16:28

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