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日本・韓国・香港で調査、今後期待のコンテンツは「位置情報」

 電子商取引推進協議会(ECOM)と情報通信総合研究所は、モバイルインターネットに対応した携帯端末のユーザーを対象に、「日本・韓国・香港におけるモバイルインターネットユーザーの実態」とした調査レポートを発表した。調査は、日本・韓国で今年6月、香港で9月にパソコンを使ったWebアンケート形式で行なったもの。

 なおアンケートの有効回答数は、日本4,400名、韓国3,315名、香港3,906名で、回答者の平均年齢は、日本34.8歳、韓国25.7歳、香港25.8歳。女性比率は、日本51.8%、韓国40.7%、香港49.3%となる。

 調査ではまず、モバイルインターネットの提供するサービスを「コマース」「コミュニケーション」「情報サービス」「エンターテイメント」の4つに分類して、それぞれどの程度重視しているかを7段階に分けて尋ねた。日本では「コミュニケーション」が5.31ポイントともっとも高く、韓国では「エンターテイメント」が5.09ポイントと他に差をつけた得点となっている。また、年代別の重要度を国・地域別で比較すると、日本では「コミュニケーション」が全ての年代で重要度が最も高く、韓国では「エンターテイメント」が高い。

 次に、モバイルコマースで最もよく購入する商品は、韓国では「宅配サービス(ギフトカード、花など)」が12%、香港では「映画・コンサートチケット(購入)」が22.6%と他の商品を引き離して1位となった。日本では上位3位までが5%と大きな開きはないものの、「購入したことがない」と回答するユーザーが52.3%と最も高い結果となっている。また、またいずれの国・地域でも、「20歳未満」「20代」ではイベント系チケットサービスが、「30代」「40歳以上」では金融系サービスが目立っている。

 続いて、モバイルコマースで今後最も購入したい商品・サービスとして、香港の「映画・コンサートチケット(購入)」の21.5%など、旅行関連のチケットも含めたチケットの予約・購入商品を求める声が全体的に高くなっている。なお日本では、「モバイルコマースで購入したくない」が17.7%と、他の国・地域に比べて高いものとなっている。

 このほか今後最も利用したいコンテンツサービスは、「位置情報」がいずれの国・地域でも1位となっている。韓国では「ゲーム」など全ての年代でエンターテイメント系コンテンツが高く、日本では「ニュース」や「読み物」といったテキスト系コンテンツへのニーズが高くなっている。なお、ここでも日本は「いずれのサービスも利用したいとは思わない」が10.1%と他の国・地域よりも高い。

 最後に、モバイルコマースの問題では、日本と韓国では「画面が小さく商品情報が不足」「商品を手にとって確認できない」といった情報に不満を持つ声が大きく、香港では「支払いや個人情報の漏洩等の不安」が挙げられており、店舗側の信用に不安を持つ回答が目立っている。なお、この点については日本・韓国・香港とも年代による違いはあまり見られない。


・ ニュースリリース
  http://www.icr.co.jp/info/press/press20021210.html


(津田 啓夢)
2002/12/10 17:54

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