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電子情報技術産業協会（JEITA）は、2002年の総括および2003年の生産予測を示す「2002年電子工業国内生産見込み及び2003年国内生産見通し」と題したレポートを発表した。 同レポートによれば、2002年のテレビやパソコン、携帯電話など全ての電子機器生産金額は、生産拠点の海外移設や需要低迷などによって前年実績を下回り、19兆3,221億円（前年比91.5％）となるものの、2003年には、海外からの需要増加や堅調な国内需要を見込んで、20兆139億円（前年比103.6％）となり、回復基調に転ずるとしている。 2002年の携帯電話など移動体通信機器関連を振り返ると、人口普及率が6割を突破したために新規需要が鈍化して買替中心の市場に変化しつつあるとした。また、カメラ付き端末やauのCDMA2000 1xなどが市場を支えた一方で、FOMAの低迷などによって全体的には「低調な推移となった」としている。 自動車・携帯電話市場における2003年の生産予測では、約1兆4830億円（前年比103.5％）と微増するとした。個別の機器では、液晶ディスプレイが今後カラー化が進むと予測される欧州からの引き合いによる需要上昇が見込まれつつも、海外生産比率の増加も予測され、前年並みに留まるとしている。メモリやCMOS・CCDなどは、デジタルカメラ市場およびカメラ付き端末市場の拡大が引き続き見込めるため、順調に増加すると予測している。 ・ 電子情報技術産業協会（JEITA） http://www.jeita.or.jp/ （関口 聖） 2002/12/19 12:27 | ||||||
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