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ゲームボーイとケータイを接続!「モバイルアダプタGB」

 任天堂は25日から始まる同社のプライベートショウ「NINTENDO SPACEWORLD 2000」を前に、会場となる幕張メッセで新製品発表会を開催した。発表されたのは、GAMEBOYの上位モデル『GAMEBOY ADVANCE(ゲームボーイ アドバンス)』と、ゲームボーイによる携帯電話ネットワーク『モバイルシステムGB』。そして、これまでドルフィン(仮称)として紹介されていた次世代ゲーム機『NINTENDO GAMECUBE(ニンテンドー ゲームキューブ)』の3つ。このなかから、携帯電話、PHSなどを使った『モバイルシステムGB』を中心に製品の概要をレポートする。



■ ゲームボーイが携帯電話に対応!『モバイルシステムGB』

 ゲームボーイを使った携帯電話ネットワーク『モバイルシステムGB』の中心となるのが『モバイルアダプタGB』。ゲームボーイの拡張コネクタと携帯電話(PHSを含む)のコネクタを接続するケーブル状のアダプタである。『モバイルアダプタGB』のパッケージには『モバイルスターターカートリッジ(仮称)』が同梱され、ゲームボーイで電子メールの送受信やインターネットの利用が可能になる。提供されるサービスは下記の4種類。

1:メールサービス
モバイルアダプタGB同士だけでなく、インターネットメールのやり取りが可能

2:コンテンツダウンロードサービス
専用ホームページのブラウズや、さまざまなゲームソフト向けに提供されるデータのダウンロード

3:進化サービス
ゲームボーイからアップロードされたデータを、任天堂が独自に開発したサーバ(進化サーバ)を使って各ゲームに特化したデータ加工処理を行い、進化サービスとしてユーザーに返信

4:ピア・ツー・ピア(端末間通信)
データをやりとりしたいユーザー同士が直接電話をかけることで、ゲームボーイ間でデータ通信を行なう


 このなかで、いまひとつ概要がつかみにくいのが3番目の進化サービス。現時点で詳細は不明だが、このサービスを利用するゲームタイトルが登場することで徐々に明らかになっていくものと思われる。

 『モバイルシステムGB』を利用するには、DIONモバイルGBコースへの加入が必要。料金の内訳は登録料400円(初回の一度限り)と、インターネット接続料(10円/分※秒単位で課金)。有料のコンテンツを利用する場合は、これ以外にコンテンツ利用料が加算される。もちろん、携帯電話やPHSの通話料も必要だ。

 『モバイルアダプタGB』の発売は12月14日を予定。標準小売価格は5800円に設定されている。対応機種は、ゲームボーイカラー(発売中)とゲームボーイアドバンス(2001年3月21日発売予定)。なお、『モバイルアダプタGB』は利用する携帯電話やPHSごとに種類が異なり、当初は携帯電話/PDC用と、PHS/DDIポケット用の2種類が発売される。cdmaOne、そしてNTTドコモとアステルのPHSで利用できるそれぞれのケーブルは開発中ということで、市場動向を見ながらの対応になるとのことだ。なお、サーバーを介さないピア・ツー・ピアでの接続は、同種類のケーブルを使ったゲームボーイ同士に限定される。

モバイルアダプタGB モバイルアダプタGB
携帯電話(PDC)に対応する『モバイルアダプタGB』。ケーブルの長さは、約70センチほどで、意外に長い H"(エッジ)を含む、DDIポケットのPHSで利用できる『モバイルアダプタGB』。電源はいずれもゲームボーイ側から供給される

ブラウザトップ メーラートップ
ブラウザメニューのトップ画面。専用ホームページ以外にもブックマークができそうだが、iモードのような専用のコンテンツが登場するかどうか興味深い メーラーのトップ画面。ソフトウェアキーボードを使った文字入力方法など、操作の詳細については、まだ明らかにされていない



■ 『モバイルアダプタGB』対応第1弾は『ポケットモンスター クリスタル』

プレゼンテーションステージ
モバイルシステムGBのプレゼンテーションステージ。一般公開される明日以降も、このステージデモは行なわれる予定

 『モバイルアダプタGB』と同時に発売される第1弾タイトルが『ポケットモンスター クリスタル』。昨年11月に発売された「金・銀」に新しい謎やシステムを追加しての登場となる。もちろん最大の特徴は、モンスターの交換や対戦に、従来までの専用ケーブルを使った方法に、モバイルアダプタGBを使う方法が加わることだ。さらに通信を行うことで手に入る「なぞのタマゴ」という要素が加わり、通常では見ることができない特別なモンスターも手に入れることが可能になるという。『ポケットモンスター クリスタル』の価格は3800円。


 発表会の後に小ステージを使って行なわれたプレゼンテーションでは、司会者と会場内から選ばれた有志との間で実際にモンスター交換のデモが披露された。デモはステージの両端で行なわれ、ピア・ツー・ピアでの接続。しかし接続から交換までの手順は意外に多く、また「これから送りますよ〜」などという会話が直接交わされるなど、現実を想定したものとはやや離れた内容でもあった。このデモだけでは、従来の専用ケーブルがワイヤレス化したぐらいの印象しかなく、まだ明らかにされていないサーバを利用した交換などができるかどうかなど、今後の情報に注目すべき点は多い。

 なお、『ポケットモンスター クリスタル』以外の『モバイルアダプタGB』対応ソフトには、任天堂から二タイトル、コナミから二タイトルがいずれも発売日未定ながら発表されている。

モバイルアダプタ ポケモンの交換
デモに利用されたモバイルアダプタGBはPDCタイプ。司会者は携帯電話、モバイルアダプタGB、ゲームボーイカラーのすべてを収納する特製ベルトを装着 1回のステージで1人ずつ、来場者がポケモンの交換を体験できる。今日はおじさん(失礼)ですが、明日のステージでは子供がメインです。念のため

通信準備 モバイルゴルフ ネットジャム
ポケモンセンターでの通信交換に、これまでのケーブルに加えて「モバイル」というメニューが追加されている
(c)2000 Nintendo/Creatures inc./GAME FREAK inc.
任天堂の『モバイルゴルフ』。マリオゴルフでお馴染みのキャメロットの開発と言うことで楽しみ。ほかに『ポケットタクティクス』も発表
(c)2000 Nintendo/CAMELOT
コナミからはお馴染みのビーマニシリーズ『beatmaniaGBネットジャム』。コナミはもうひとつ『ミニゲームはじめました』も発表している
(c)2000 KONAMI



■ 従来のゲームソフトも遊べる「GAMEBOY ADVANCE」


 発表会の冒頭でアナウンスされたのが『GAMEBOY ADVANCE(ゲームボーイ アドバンス)』。反射型のTFTカラー液晶を使った横型のデザイン。画面サイズは240ドット×160ドットで、従来のゲームボーイカラーに比べて横長になっている。表示可能色は3万2000色に増えた。専用ソフトに加えて、従来のゲームボーイのソフトも利用できる下位互換性を維持している。通信機能は、専用ケーブルによる四人までのマルチプレイを実現。もちろん前述の『モバイルシステムGB』にも対応している。

 会場内には体験コーナーが用意されており、任天堂、コナミ、ハドソンなど、専用の10タイトルがデモされている。価格は9800円で、2001年3月21日の発売を予定している。発売が来年3月になることについては、現行のゲームボーイカラーが好調を維持しヨーロッパなどでは品薄が続いていることと、部品の供給状態の不安定さなどから、発売時に十分な数を用意するためにある程度の期間が必要とのこと。『GAMEBOY ADVANCE(ゲームボーイ アドバンス)』については、明日一般公開された会場のレポートとともに詳細をお伝えする。


 ちなみに発表会のなかでもっとも時間を割かれたのは、『NINTENDO GAMECUBE(ニンテンドー ゲームキューブ)』だったが、こちらの詳細についてはPC Watchの記事に詳しい。プレゼンのなかでは『モバイルシステムGB』との関連も示唆されたが、詳細については触れられなかった。

GAMEBOY ADVANCE GAMECUBE
『GAMEBOY ADVANCE(ゲームボーイ アドバンス)』。本体カラーについては発表されていないが、写真のオレンジのほかに、ブルーやピンク、ほかにもスケルトンタイプなどが展示されている 『NINTENDO GAMECUBE(ニンテンドー ゲームキューブ)』。メディアが8センチサイズのDVDということで、将来的に携帯機で利用することにも言及された
GAMECUBE 浅田篤副社長
『NINTENDO GAMECUBE(ニンテンドー ゲームキューブ)』の底面。ゲーム機という方向性を強く打ち出しているが、56Kモデムや、ブロードバンドユニットなどを取り付けてのネットワーク対応も考慮されている 『GAMEBOY ADVANCE(ゲームボーイ アドバンス)』を手にする浅田篤副社長。今回の新製品発表会に社長の山内溥氏の姿はなかった
開発担当取締役竹田氏 GAMECUBE
開発担当の取締役である竹田玄洋氏は、片手で『NINTENDO GAMECUBE(ニンテンドー ゲームキューブ)』を持ってみせ室内での容易な携帯性をアピール 『NINTENDO GAMECUBE(ニンテンドー ゲームキューブ)』のメインプレゼンテーションはお馴染みの宮本茂氏が担当


 なお「NINTENDO SPACEWORLD 2000」は、25日から27日まで幕張メッセの北側ホール(ホール9、10、11)を使用して開催される。入場料は無料だ。ただし、発表された製品のなかで『NINTENDO GAMECUBE(ニンテンドー ゲームキューブ)』に関する展示は一切行なわれない。任天堂によると、ショウの目的は発売の近づいたゲームを体験してもらうことを主目的にしており、2001年7月を発売予定とする同製品の公開展示はゲームアイディアや技術の流出などを懸念すると時期尚早と判断されるためと説明している。



■URL
・「モバイルシステムGB」ニュースリリース(任天堂)
http://www.nintendo.co.jp/n10/news/000824/c.html
・「GAMEBOY ADVANCE」ニュースリリース(任天堂)
http://www.nintendo.co.jp/n10/news/000824/b.html
・「GAMECUBE」ニュースリリース(任天堂)
http://www.nintendo.co.jp/n10/news/000824/a.html
・「モバイルシステムGB」に対応した新コース「DIONモバイルGBコース」ニュースリリース(DDI)
http://www.ddi.co.jp/release/000824d/index.html
・NINTENDO SPACE WORLD 2000のページ
http://www.nintendo.co.jp/n10/sw2000/index.html

(矢作 晃)




2000/08/24 00:00

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