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ガートナー調査、国内の携帯電話シェアでシャープが急伸

 ガートナージャパンのデータクエスト部門は、2002年における日本の携帯電話市場に関する調査結果を発表した。メーカー別シェアでは、NEC、パナソニック、シャープの順となっている。

 同調査によれば、2002年の携帯端末販売台数は3,939万台。前年に比べると約3.0%の減少となった。直近の第4四半期におけるエンドユーザーに対する販売台数は、前年同期比34.0%増の1,070万台となっており、8四半期ぶりに前年同期を上回ったものの、第1~3四半期に生じた対前年マイナス分を補うことはできなかった。

 また、携帯電話の新規契約件数は、1996年以来、年間約1,000万件で推移していたが、2002年には、これまでの約2/3となる641万件。それに比例して、携帯端末の新規購入も大幅に減少したが、カメラ付携帯電話端末の登場により、既存ユーザーによる買い換えが促進され、結果として2001年に比べ若干の減少にとどまったとしている。

 メーカー別のシェアでは、NECが19.8%で首位の座を堅持。2位以降は、パナソニック モバイルコミュニケーションズ(16.4%)、シャープ(13.4%)、東芝(7.8%)、三菱電機(7.7%)と続いている。

 1位のNECや2位のパナソニックは、順位こそ維持したが、カメラ搭載端末の発売が他社に遅れたため、前年と比べシェアを減少させており、成長率もNECが-32.8%、パナソニックが-11.3%と大幅に低下させている。一方、他社に先駆けてカメラ付携帯電話を市場に投入したシャープは、シェア・成長率とも大幅に増加させている。

 ガートナージャパンでは、カメラ付携帯電話端末のメーカー別シェアについても調査しており、こちらでは、シャープが36.2%と、2位の三洋電機12.9%を大きく引き離して1位となっている。3位以下は、NEC(11.3%)、東芝(10.6%)、三菱電機(9.8%)と続いている。

 同社アナリストの光山奈保子氏は「携帯端末の新規購入は今後も減少し、買い換え需要を喚起するような端末・サービスが提供されてもiモードなどで発生した需要に比べれば小さいもの。携帯端末市場は成長フェーズを終了しており、2003年以降の市場規模も4,000万台をベースに、ほぼ横ばいで推移するだろう」としている。




URL
  ニュースリリース
  http://www.gartner.co.jp/press/pr20030421-01.html

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(鷹木 創)
2003/04/21 13:43

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