| ||||||||||||||||
今回発表された無線LANローミングサービスは、bモバイルユーザーがみあこネットの提供する最大11Mbpsの公衆無線LANサービスを利用できるというもの。bモバイルに対応したカード型PHS「U100」、コンパクトフラッシュ型PHS「U100C」、128kbpsのパケット通信に対応したカード型PHS「BMH10-J」のいずれかを利用し、併せて提供されている1年間または6カ月のインターネット接続サービスに加入するユーザー。ただし、メール専用サービス「U-MAIL」のユーザーは無線LANローミングサービスの対象外となっている。 対象エリアは、京都駅ビル周辺、五条大橋周辺、鴨川西岸沿い、二条城、京都大学、京都全日空ホテル、祇園畑中など京都市を中心とした200カ所。
日本通信では今回の発表にあわせて、bモバイルユーザー向けユーティリティ「bアクセス3.0」を開発していることも明らかにした。 「bアクセス」は、インターネット接続やbモバイルの増速サービスなどの設定ができるbモバイルユーザー向けユーティリティソフト。開発中だという最新版では、PHSデータ通信サービスと無線LANローミングサービスを切り替えられる機能も搭載された。 「bアクセス3.0」は来週中にもプレベータ版が同社Webサイトで公開され、その後6月にベータ版がbモバイルユーザーに配布される見通し。正式版は2003年夏に公開予定で、ユーザーID、パスワード、ESS-ID、WEPキーなど設定情報を暗号化して保存する機能や、自動アップデート機能などが追加されるという。いずれも対応OSは現在のところ、Windows XPのみ。 同社執行役員・マーケティング本部長の福田尚久氏によれば、bモバイルでは無線LANの利用に関して、「接続設定が簡単に切り替えられるbアクセスで設定方法を簡単にし、有料無線LANサービスの利用料（1日分）がbモバイルの料金（2日分）と相殺されるネットワーク等価交換方式で、利用料金の煩雑さを解消した」という。現在bモバイルユーザー約30,000人のうち、公衆無線LANを使用しているユーザーは200～300名程度とのことだが、「今後、より多くのユーザーに無線LANローミングサービスを利用して欲しい」とした。 また、無線LANとPHSの両サービスが1台で利用できるデュアル端末については「ハードウェア的には実現可能だ」としたものの、「1台の端末でユーザーにとって分かりやすい形で無線LANとPHSの両方の接続状況を管理するのは難しい」とし、検討中とするにとどまっている。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.j-com.co.jp/news/release/0313.html 日本通信 http://www.j-com.co.jp/ みあこネット http://www.miako.net/ （鷹木 創） 2003/05/08 17:46 | ||||||||||||||||
|
|