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ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCEI）は、小型光ディスク装置を採用したTFT液晶搭載の携帯型エンタテインメントシステム「PSP」を、2004年末に発売すると発表した。価格は未定。 PSPは、480×272ドット（16：9）のバックライト付きTFT液晶画面を搭載した携帯端末。ゲームなどのソフト供給媒体は、ソニーグループが開発した直径60mmの光ディスク「ユニバーサル・メディア・ディスク（UMD）」を採用。ディスク容量は1.8GBで、コンテンツのセキュリティを確保するため各ディスクには固有のIDが設定されている。また、プラットフォーム自体にも著作権保護技術が導入されている。 グラフィックは、曲面生成を含む3Dポリゴン表示が可能。映像フォーマットはMPEG-4を採用。サウンド出力はPCM（ステレオスピーカー内蔵・ステレオヘッドホン出力）で、3Dサウンドの再生にも対応している。 外部接続端子にはUSB 2.0を採用。「PSP」同士を相互接続したり、プレイステーション 2などさまざまな外部接続が可能となっている。メモリースティック用スロットも用意されており、データの保存や交換だけではなく、将来的にはワイヤレスネットワークへの接続にも対応するとしている。バッテリーは充電型リチウムイオン電池が採用される。 SCEI代表取締役社長兼CEOの久夛良木健氏は、リリース中で「PSおよびPS2がもたらしたメディアおよびコンピュータエンタテインメントにおける革命を、いよいよ携帯プラットホームの世界へと、コンセプトをさらに進化させ展開します。小型・大容量の光ディスク『UMD』をはじめとする最先端技術の採用により、ゲーム・映像・音楽を含む幅広いエンタテインメントの世界が初めてポータブル・エンタテインメント・プラットホーム上に実現します。1979年に発売された“ウォークマン”が音楽の楽しさをあらゆる場所に解き放ったように、今度は“PSP”がゲーム・映像・音楽を含む多様なエンタテインメントの楽しさをあらゆる場所に解き放っていくものと期待しています」とコメントしている。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース（PDF形式） http://www.scei.co.jp/corporate/release/pdf/030514a.pdf （北村孝和） 2003/05/14 15:59 | ||||||
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