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NTTドコモ、KDDI、J-フォン、ツーカーの4社は、ビルの地下や地下街など通常の基地局で電波が届きにくいところでも通話ができるように、4社共通で低コストの中継装置を開発中であることを明らかにした。 現在、地下街などで使用されている中継装置には、一部メーカーが開発したものが不法に利用されている場合がある。こうした不法中継装置は、数百万円する正規の中継装置に比べ、50万円程度と安価なため都市部の地下にある料理店などを中心に設置されているという。しかし、不法中継装置の電波は強力なため、屋外での携帯電話の受発信にも影響を及ぼす場合がある。実際にも電波干渉による「混信」の苦情が100件程度、総務省に寄せられており、該当する店舗には指導などが行なわれていた。 こうした事態を受けて、総務省では携帯電話事業者4社に、安価で共通利用できる中継装置を販売するよう要請。4社では現在、中継装置の試作機を共同で開発しているところで、2003年秋頃までの完成を目指している。総務省によれば、価格も50万円程度に抑える方針。 なお、中継装置の設置に関する費用分担などは現在のところ未定。総務省では「各社にヒアリングを行なっている状況。現行の省令などでは無線設備の設置に免許を必要としているが、そうした基準を緩和することなども視野に入れている」としている。 ■ ＵＲＬ NTTドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/ KDDI http://www.kddi.com/ J-フォン http://www.j-phone.com/ ツーカー http://www.tu-ka.co.jp/ 総務省 http://www.soumu.go.jp/ （鷹木 創） 2003/05/30 17:54 | ||||||
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