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オリンパス光学工業は、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社と共同で携帯電話に新聞記事を音声で配信する実証実験「M-Studio（エム・スタジオ）」を9月中旬から約2カ月間実施する。 今回実施される「M-Studio」は、携帯電話上で読み上げることで、高齢者や視覚障害者など幅広いユーザー層に新聞記事を配信する実証実験。英文読み上げにも対応しており、英語学習といった用途にも対応できるという。実験に参加するモニターは、各新聞社で募集され、BREWによる専用アプリケーションを搭載した携帯電話端末が貸与される。 同実験は、オリンパスの音声合成技術を採用しており、専用アプリケーションで音声を変換、再生が可能になる。実際に利用する際には、専用アプリケーションを起動し、目的のニュースを画面上で選択。サーバーから音声や記事などのデータを受信し、記事が表示される画面で音声読み上げが行なわれる。 提供されるコンテンツは、朝日新聞社から英語学習をターゲットとして同社発刊の英字新聞「ASAHI Weekly」内の記事が、毎日新聞社から視覚障害者や高齢者をターゲットとした記事が、読売新聞社からスポーツファンをターゲットとした一般記事およびスポーツ記事がそれぞれ用意される。開始時期はそれぞれ異なっており、読売新聞社が9月16日から、毎日新聞社が9月20日から、朝日新聞社が9月22日から。 オリンパスでは、今回の実証実験を経て、2004年春には本格的なサービスインを目指す。また、同社開発の2次元コード「STコード」を新聞紙面に印刷して、携帯電話のカメラで撮影し、スムーズに音声読み上げが行なわれるようなサービスの提供も検討していくという。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.olympus.co.jp/jp/news/2003b/nr030909mobilej.html （関口 聖） 2003/09/09 16:57 | ||||||
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