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J-フォンは、GSM方式の携帯電話のSIMカードを差し替えるだけで、自国の電話番号やSMS（ショートメッセージサービス）、パケットデータ通信をローミングできる訪日外国人向けの携帯電話レンタルサービス「ボーダフォン グローバルレンタル」を10月1日から開始する。 「ボーダフォン グローバルレンタル」は、J-フォンとローミング協定を結んでいるGSM方式の携帯電話事業者のユーザーが、自国で利用している端末のSIMカードを差し替えるだけで自国の電話番号のまま音声通話やSMS、パケット通信が利用できる携帯電話レンタルサービス。J-フォンと提携するレンタル事業者 GSM Rentafone Pty Ltd. 日本支社がレンタル業務を行なう。 貸し出される端末はノキアの「Nokia 6650」で、通話エリアはW-CDMAのエリアとなる。また、韓国などのCDMA方式のユーザーやローミング協定を結んでいない事業者には三洋電機製の「J-SA51」が提供され、こちらはPDC方式のエリアが適応される。しかし、その場合はJ-フォン端末の電話番号で利用しなければならず、SMSも国内しか利用できない。 また、今回のサービス提供に伴なって、携帯電話の受け渡しおよび返却などのサービス拠点を成田空港の第1ターミナルと第2ターミナル、関西国際空港旅客ターミナルにそれぞれカウンターが設置される。サービスの利用予約は電話やFAXでも受付可能。 利用料は「Nokia 6650」が1日1,200円で、音声通話やSMS、パケット通信はユーザーの契約する自国の事業者の国際ローミング料金が適用される。「J-SA51」の利用料は1日500円となる。 このほか同社では、国際ローミング中にショートコード（特番）が利用できるサービスも10月1日より提供する。J-フォンユーザーは、対応する海外事業者のエリアで「151」をプッシュすると、J-フォンの国際コールセンターに電話をかけることができる。提供されるショートコードは順次拡大される予定。サービス開始時に、Vodafone UK（英）、Vodafone Italy（伊）、Vodafone Germany（独）、SFR（仏）、Vodafone Australia（濠）の5つの事業者でに対応する。 また、「ボーダフォン グローバルレンタル」の利用者も国際ローミング中のショートコードサービスが利用できる。提供されるコードは、ユーザーの契約する自国の事業者によって異なる。なお、これに合わせて国際ローミングを行なうとSMSを送信して、ローミング中に利用できるショートコード等の情報提供を行なう「ウェルカム メッセージ」を実施する。J-フォンユーザーおよび訪日した外国人は、対応する事業者とローミングを行なうと、その位置登録を契機にSMSでメッセージが通知される。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース（PDF形式） http://www.j-phone.com/japanese/release/2003/030930.pdf ■ 関連記事 ・ J-フォン、社名も「ボーダフォン」に ・ J-フォン、10月1日からブランド名を「ボーダフォン」に （津田 啓夢） 2003/09/30 17:05 | ||||||
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