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パスワード代わりに利用できるFOMA向け声紋認証システム

 パナソニック システムソリューションズと富士通系列のアニモは、NTTドコモのFOMA向け声紋認証システムを開発、11月にも法人向けに販売を開始する。

 今回開発されたシステムは、ユーザーが音声で発した単語を解析して、パスワード代わりに利用できるというもの。FOMAでは、iモード接続と同時に音声通話が可能となっており、新システムを利用することで、ショッピングサイトやオンラインバンキングを利用する際に、従来の文字入力によるパスワードではなく、音声による認証が可能になる。利用開始時には、あらかじめユーザー自身の声をシステム側に登録する必要がある。FOMAの通話回線経由で届けられた音声を解析して、登録された音声と照合し、認証が行なわれる。

 声紋認証エンジンはアニモが開発したもので、街頭などで騒音に包まれているような環境下でも認識率は95%に達する。生体認証には、声紋のほかにも指紋などが実用化されているが、パナソニック システムソリューションズによれば、指紋認証の場合は、登録されている指紋データが漏えいしてしまうと、ユーザーの指紋自体を変更できないため、再設定が困難であるのに対して、声紋認証は、幾度でも変更が可能であること、さらに他人に漏れたとしても本人しか利用できない点やインターネットではなく回線交換によるやり取りになるため、安全性が高いという。

 価格は個別のケースによって異なるとのことだが、基本的なシステム構成で350万円。両社では今後、ショッピングサイトなど一般的なニーズよりも、外出先から社内のメールなどにアクセスできるグループウェアを利用している法人に対してニーズを喚起して、販売拡大をはかっていく。



URL
  パナソニック システムソリューションズ
  http://panasonic.co.jp/pss/
  アニモ
  http://www.animo.co.jp/


(関口 聖)
2003/11/04 14:21

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