ケータイ Watch
最新ニュースIndex
【 2009/06/26 】
携帯フィルタリング利用率は小学生で57.7%、総務省調査
[17:53]
ドコモ、スマートフォン「T-01A」を28日より販売再開
[16:47]
ソフトバンク、コミュニティサービス「S!タウン」を9月末で終了
[15:51]
ソフトバンク、ブランドキャラクターにSMAP
[15:34]
カシオ、携帯での閲覧にも対応した画像変換ソフト
[14:56]
テレビ朝日、iモードで動画配信「テレ朝動画」を開始
[13:54]
ファーウェイ、東京に「LTEラボ」開設
[13:22]
SoftBank SELECTION、iPhone 3GS向けケース3種発売
[13:04]
「G9」の文字入力に不具合、ソフト更新開始
[11:14]
アドプラス、iPhone 3G向けコンバージョンレンズ
[10:41]

SSI、ソースネクストに対して米国でも損害賠償請求

 SSIトリスターおよび同社親会社のSSIは、ソースネクストを相手取って、米国内において損害賠償請求を7月18日付けで行なったことを明らかにした。

 今回SSI側が行なった損害賠償請求は、ソースネクストおよび同社 代表取締役社長の松田憲幸氏、株式会社ソース、株式会社トリプルエーを被告として、着服や横領などによってSSIが損害を被ったとするもの。今回7月18日付けの訴状提出が明らかにされた背景には、SSI側が被告へ訴状が届いたことを確認し、被告側からの応訴があったためとしており、その資料には、訴訟に至った経緯が説明されている。

 それによれば、現在のSSIトリスターと同じくSSI子会社で、以前に存在していた同名別会社(旧SSIトリスター)で現ソースネクスト社長の松田氏が旧SSIトリスターの代表取締役社長に就任。その後、旧SSIトリスターが所有していた米国製ソフトウェアの日本語版や契約ライセンスなどの資産が松田氏が設立した新会社であるソースに不当に移行させられ、その結果、旧SSIトリスターは倒産したという。

 SSI側は、旧SSIトリスターが倒産に至る過程で、松田氏が米国設立の会社であるポイントコントロール社を利用して旧SSIトリスターの所有していた58万ドルを詐取したとしており、その横領や、関連して発生した損害のほか、旧SSIトリスター倒産を招いた資金・資産の移行によって発生した損害について、賠償を請求している。

 SSIでは、携帯電話向けユーティリティソフトについて既に日本国内でもソースネクストに対する損害賠償請求などを申し立てているが、今回米国で訴えた点については、「米ポイントコントロールを利用して一連の行為が行なわれており、それは米国法に反して米国内外の取引に影響を与えたことを踏まえているため」との理由を挙げている。なお、米国での請求金額は、2,934万2,000ドル(約34億8,400万円)。日本国内で申し立てている損害賠償請求金額は、2002年8月提訴のものが約5億円、2003年3月提訴のものが約900万円。

 一方のソースネクストは、「担当者が不在でコメントできない」としている。



URL
  SSIトリスター
  http://www.ssitristar.com/
  ソースネクスト
  http://www.sourcenext.com/

関連記事
SSI、ソースネクストとの係争について記者会見


(関口 聖)
2003/11/26 19:44

ケータイ Watchホームページ

ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2003 Impress Corporation  All rights reserved.