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矢野経済研究所、携帯加入者は今年度末6142万人になると予測

 矢野経済研究所は同社が行なった移動体通信市場に対する調査結果を発表した。調査は2000年6~8月にかけて、国内の端末メーカーなどを対象に行なわれた。

 調査結果によると、携帯電話のインターネット接続サービス利用者は、8月現在でiモードが1110万人、auのEZwebが296万人、ツーカーのEZwebが56万人、J-スカイが268万人、合計で1729万人となっている。そのうちツーカーのEZwebとJ-スカイの利用者数は、サービス開始が遅かったため、今年1月から比較すると10倍以上に増えたが、先行してサービスを行なっていたiモードも今年1月の374万人から3倍近い伸びを見せている。

 同研究所ではこの調査結果から、2001年3月期にはiモード利用者が1880万人と、NTTドコモの予測1700万人を上回る見込みを立てている。そのほかのサービス利用者については、auのEZwebは560万人、ツーカーのEZwebは120万人、J-スカイは600万人と予測しており、auのEZwebとJ-スカイの利用者数が逆転すると予測している。

 また、インターネット機能のない端末も含めた各キャリアの加入者数について、同研究所では2000年度にNTTドコモが3600万人でシェア59%、auが1097万人で18%、ツーカーが428万人で7%、J-フォンが1017万人で7%、合計の加入者数は昨年比1028万人増の6142万人と予測している。昨年のシェアと比べると、NTTドコモが2ポイント、J-フォンが1ポイント伸ばしているのに対し、auが2ポイント落としている。

 同研究所ではさらに、端末メーカー別の2000年度、携帯電話・PHSの出荷台数見込みも発表している。それによると、全キャリアに人気機種を供給している1位の松下通信工業が、1150万台出荷でシェア26%と、2位のNECの615万台でシェア14%を大きく突き放している。3位には三菱電機が550万台でシェア12%となっており、ドコモの人気機種御三家が上位を占めた結果となった。また、2350万台出荷、シェア5%のシャープは、8位ながらも前年比152%の伸びを見せている。

 来年よりNTTドコモが開始する次世代携帯電話サービスについて同研究所では、サービス初年度になる来年度は、「サービスエリアの狭さ」「端末メーカーの少なさ」「PDCとのデュアルモード機が遅れる」などの理由から出荷台数89万台と予測しており、本格普及はNTTドコモ以外のキャリアがサービスを開始し、デュアルモード端末の投入が予想される2002年度以降になると見込んでいる。



URL
  矢野経済研究所
  http://www.yano.co.jp/


(白根 雅彦)
2000/10/06 16:17

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