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新FOMA「900i」、Flashや着モーションなど新サービスに対応

 NTTドコモは、来年2月頃を目処に発売する予定の新型FOMA「900i」シリーズについて、新たに採用された新サービスもあわせて発表した。iアプリの容量拡大や着信時に再生される「着モーション」、テレビ電話時に利用できる「キャラ電」などが新たに提供される。


本体100KB、スクラッチパッド400KBに拡張したiアプリ

 900iシリーズの発表に先駆けて、NTTドコモとスクウェア・エニックスは9月末に「ドラゴン・クエスト」や「ファイナルファンタジー」といったゲームのiアプリ版がプレイできるようになると発表していた。

 今回の発表では、それらを実現するために施されたiアプリの仕様拡張が明らかにされた。505iシリーズや既存のFOMAでは、iアプリ本体は30KBまで、スクラッチパッドが200KBまでだったが、今回からは本体が100KBまで、スクラッチパッドが400KBまでと大幅に拡大。

 詳しい仕様はあらためて公開されるとのことだが、規格は「DoJa 3.5」となり、グラフィック表示など細かな部分においてAPIが新たに追加されるようだ。

 さらに表現力が向上したことになる「900i」シリーズのiアプリとしては、今後「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」(スクウェア・エニックス)のほか、新たなシナリオやキャラクターを採用する「真・女神転生」(アトラス)や「天外魔境」(ハドソン)、「信長の野望 武将風雲録」(コーエー)、「太鼓の達人」(ナムコ)などのコンテンツが提供される。


「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!MOBILE」 開始直後の画面

ナムコの「Tales of tactics」も登場予定だ 発表会場の端末でプレイすると、このような表示も

「ファイナルファンタジー」。P900iにプリインストールされる予定 戦闘画面

N900iにプリインストールされる「ドラゴンクエスト」 鮮やかなグラフィックに加えて、BGMもオリジナル版を見事に再現している

着信時に再生される「着モーション」

着信時の動画再生画面。もちろん音も再生される
 「着モーション」は、これまで提供されてきた「iモーション」を着信時に再生できるようにした新機能。データ形式は、映像がMPEG-4、音声がAAC(Advanced Audio Coding)およびAMRとなっており、最大ファイルサイズが300KBまでとなる。

 なお、同社では「着うた」との表記を用いて高音質な機能になるとアピールしているが、「着うただけ、つまり音声データだけでのコンテンツ配信は予定していない」(ドコモ担当者)とのこと。


HTML形式を採用し、豊かな表現が可能な「デコメール」

 「デコメール」は、インターネット上で普及している「HTML」形式を採用した新たなメール機能。メール文中の背景色や文字色、文字サイズなどがあらかじめ用意された選択肢の中から自由に設定し、変更できるようになっている。さらにカメラ機能で撮影した画像や、iモードサイトからダウンロードした画像をメール文中に配置できるようにもなっている。

 文字色や文字サイズ、文章の配置位置などを変更したい場合、その範囲を指定すると画面にメニューが表示され、色の選択やセンタリングといった指定が可能となっている。また絵文字も種類の制限がなくなり、自由に利用できるとのことで、絵文字自体が画像として添付されて送信できるという。また非対応端末宛に「デコメール」を送信した場合はテキストだけの表示になる。


「デコメール」のメニュー。彩りのためにさまざまな機能が用意される 一部分の文字サイズを大きくしてみたところ

位置の指定も可能だ 文字中に画像を挿入し、さらにメールの背景色を変更。そして文字色も変更したところ

テレビ電話時、自分の代わりにキャラクター表示が可能な「キャラ電」

 テレビ電話の際に「今の姿を見られたくない」といったニーズに応えるために、新たに用意された機能が「キャラ電」だ。テレビ電話時に、キー1つでキャラクター表示とユーザー自身の表示を切り替えられるようになっている。静止画で表示されるのではなく、たとえば数字キーの「1」を押した時は嬉しさを表わすように動くなど、そのときの気分をキャラクターの動きに反映できるようになっている。

 同社iモード企画部長の夏野 剛氏によれば「単にユーザーの代わりに映し出すのではなく、積極的にこの機能を活かそうと考えた」とのことで、コンテンツプロバイダやメーカーのiモードサイトから新たなキャラクターをダウンロードして、追加できるようになっている。


テレビ電話中に、自分の姿ではなく、キャラクターを表示する「キャラ電」 好みのキャラクターに変更可能

FOMA初のFlash対応、最大容量は505iの5倍

 900iシリーズではFlashに対応することがあらためて発表された。iモード端末では505iシリーズから採用され、豊かなアニメーション表示が可能となったFlashの採用だが、今回の900iシリーズでは、最大容量が100KBと505iシリーズの5倍になった。

 これに伴い、900iシリーズでは、iモードのトップメニューである「iメニュー」がすべてFlashで表示されるようになるという。なお、iメニューアクセス時のパケット通信料は無料となっている。

 このほか、これまで300円までとなっていたiモード情報料(月額利用料)の上限が、900iシリーズの発売にあわせて500円に変更される。



URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew1218.html

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(関口 聖)
2003/12/18 17:03

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