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DDIポケット、夏を目処に数百kbpsの法人向け体感速度向上サービス

DDIポケットの営業副本部長 佐藤 正之氏

データ通信への注力が結実しつつあるという
 MCF(モバイル・コンテンツ・フォーラム)およびWIN(ウェアラブル環境情報ネット推進機構)が10日、都内で開発者向けセミナー「ユビキタスネットワーク時代におけるモバイルビジネスの可能性」を開催した。DDIポケットの営業副本部長 佐藤 正之氏の講演では、法人ユーザーへの展開状況のほか、従来よりも強化された体感速度向上サービスの提供予定が明らかにされた。

 佐藤氏によれば、企業におけるモバイルインターネットのニーズは年々高まっており、高収益の企業ほど500回線あるいは1,000回線というように大規模にモバイル通信を導入しているという。そのうち約40%をDDIポケットが占めているとのことで、データ通信に注力してきたことが結実しつつあるとした。

 また同氏は、さまざまな企業における導入事例を紹介。航空会社や製薬企業のほか、病院での利用も増えているという。今後の課題としては、全国の人口カバー率で100%を目指していくことを挙げた。

 サービスエリアに関連して、ノートパソコンでモバイルインターネットを利用するユーザーが9割を占めるとのことで、従来よりもデータ処理能力を向上させ、チャネル数を増やした新型基地局をトラフィック量の多いビジネス街を中心に展開。過密地域でのスループット向上を実現していくほか、新型基地局と交換された旧型基地局を郊外エリアに展開することで、低コストでサービスエリア拡大を実現するという。

 同社では、やり取りするデータを圧縮することで体感速度を向上させるサービス「トルネードweb」を提供している。佐藤氏は、同サービスにおいてさらに不要なヘッダを除去し、圧縮率を高めるなどの機能強化を施し、数百kbps~500kbps程度の体感速度を味わえる新サービスを今夏にも法人ユーザーを対象に導入していく予定を明らかにした。なお、同社は256kbps通信を可能にするサービス提供の検討を明らかにしているが、佐藤氏によれば、この256kbps通信サービスと最大500kbpsとなる体感速度向上サービスは、まったく別のものとのこと。

 同社では今後も法人ユーザーの動向に大きな変更はないと分析。佐藤氏は、低料金かつ数百kbpsとなる通信サービスが法人のニーズにマッチするとして、期待感を示した。


今後の課題として、人口カバー率やスループットの向上が挙げられた 新型基地局の投入により、過密地域のスループット向上を実現するとともに、低コストでサービスエリアを拡大している

今夏にも体感速度が最大500kbps超という体感速度向上サービスを法人向けに提供していく


URL
  DDIポケット
  http://www.ddipocket.co.jp/
  MCF
  http://www.mcf.to/


(関口 聖)
2004/05/10 20:43

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