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「HMP-A1」は、動画や音楽、静止画を再生できるポータブルタイプのHDDマルチメディアプレーヤー。大きさは約75.6×129.6×22mm（高×幅×奥行）で、重さは約250g。20GBのハードディスクを内蔵しており、パソコンとはUSB（2.0準拠）ポート経由でデータのやり取りを行なう。ディスプレイは、3.5インチ、320×240ピクセルで26万色表示が可能な透過型TN液晶パネル（TFTアクティブマトリックス方式）で、同社では動画再生に注力して仕上げているという。 リチウムイオンバッテリーを内蔵しており、連続駆動時間は、MPEG-4形式のデータ（ビットレート1Mbps）で最大6時間、MPEG-2形式のデータ（ビットレート4Mbps）で最大4時間、128kbpsのMP3データで、最大8時間となっている。なお充電はUSBケーブル経由でも可能で、その場合7.5時間で満充電となる。なお、ACアダプタを利用すれば2.5時間で完了する。 再生できるデータは、動画が「Giga Pocket」形式（ビデオカプセル）、MPEG-1/2/4、AVI（DV）、WMV、DVR-MS、楽曲がMP3、WAVで、静止画はJPEG、BMP、GIF、PNG、TIFF、PGPFとなっている。なお、データ転送時にAVI、WMV、DVR-MSと3種類の動画は全てMPEG-2もしくはMPEG-4に、静止画はJPEGに変換される。 同社では「近年、パソコンの進化によってテレビチューナーが標準搭載されるようになり、ハードディスク容量の拡大で数多くのデータが蓄積されるようになった。その一方で、溜め込んだデータを閲覧する機会は少なく、今回の新製品はユーザーの貴重な時間を活かす存在になる」としている。「HMP-A1」にはビデオ出力機能も用意されており、自宅から離れて出張や旅に出た際に宿泊先で気軽に映像を楽しめるという。 新端末の特徴的な機能として、扱えるデータの種類が豊富という点のほかにも、USB経由でパソコンと接続した際に外部ハードディスクとして認識されるという点が挙げられる。Windowsのエクスプローラ経由で気軽にさまざまなデータを転送可能で、他のパソコンへデータを持ち運べる。ただし、「HMP-A1」で閲覧するには専用ソフトで転送しなければならず、他のパソコンから吸い出せないようになっている。 このほか、ユニークな操作体系も特徴の1つ。メニューは、音楽再生・映像再生・静止画再生・設定と大きく分けて4種類用意されているが、この切替は左右キーで行なう。また各メニュー内で閲覧するファイルを指定する際には、上下キーで選択する仕組みだ。 直感的な操作が可能となっているが、操作はボタンではなく、静電容量を検知するタッチセンサーで行なう。左右キー、そして実行キーは触れるだけで、上下キーは指でなぞるだけで操作可能。一気にリスト下部まで移動したい場合は上下キーをすばやくなぞり、逆にゆっくりなぞればリストも徐々に動いていく。 パッケージにはリモコン付きのイヤホンや専用ソフトを収録したCD-ROM、ディスプレイ部の汚れをクリアにできる布地を使ったソフトケースなどが同梱される。
■ ＵＲＬ プレスリリース http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200405/05-0527/ （関口 聖） 2004/05/27 15:11 | ||||||||||
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