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KDDI、端末内の画像データをCD-Rにバックアップするサービス

 KDDIは、カメラ付き携帯電話で撮影した画像データを機種変更の際にCD-Rにバックアップするサービスを今年度中にも開始する方向で検討を進めていることを明らかにした。

 同社が検討しているサービスは、使用済みの携帯電話の回収率を高めるための方策の一環。カメラ付き携帯電話が広く普及したため、撮影した画像データを手元に残しておきたいというユーザーの声を反映したものとなる。

 しかし、携帯電話内のデータには、ユーザー自身が撮影した画像データのほかにも、着うたやゲームアプリのように、ユーザーが対価を支払って購入したコンテンツデータもある。これらのデータについては、ボーダフォンの一部のシャープ製端末を除き、新端末に引き継ぐことはできない。

 KDDI広報部では「著作権の問題もあり、着うたやアプリのバックアップは行なえない」と、キャリアとしての立場を説明する。

 ただ、それでもなお、コンテンツの所有権はどこへ行ってしまったのかという疑問は残る。ネットワークの高速化や端末の高機能化でコンテンツがますますリッチなものへと進化。それに伴って支払う対価も高くなってきているだけにユーザーの不満も募る。

 コンテンツプロバイダの中には、一度ユーザーがダウンロードしたデータを一定期間は無料で再ダウンロードできるようにしているところもあるが、期間を過ぎれば再び料金を支払う必要がある。

 ユーザーとしては、定額制プランの利用により、再ダウンロードの負担が無くなるため、こうしたサービスの拡充にも期待したいところ。対するコンテンツプロバイダ側としては、利益確保という課題もあり、なかなか一筋縄ではいかない。

 KDDIでは1年間でおよそ1,000万台の端末を販売、そのうち回収できているのは200万台程度。同社では、このほかにも販売店ごとに回収状況を把握するシステムを構築するなど、回収率アップに繋がる対策を強化する方針だ。



URL
  KDDI
  http://www.kddi.com/


(湯野 康隆)
2004/06/04 13:14

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