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2003年度の携帯・PHS回収率は5%減、リサイクル進まず

 電気通信事業者協会(TCA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、2003年度における携帯電話・PHSのリサイクルの実績を公表した。

 公表されたのは、携帯電話本体、充電器、電池について、TCAと携帯電話・PHS通信事業者からなる「モバイル・リサイクル・ネットワーク」の全国約8,500店の店舗で自主回収したデータに基づいたもの。発表によれば、2003年度のリサイクル実績と再資源化状況は、携帯電話・PHS本体の回収台数が1,171万7,000台、回収率は24%で、再資源化率は19%。電池の回収台数が1,024万7,000個、回収率は21%で、再資源化率は55%。充電器の回収台数が438万7,000台で、回収率は9%、再資源化率は24%となった。

 携帯電話・PHS本体の回収台数は前年度実績から34万8,000台増加したものの、回収率は5%低下した。発表によれば、端末の高機能化にともない、電話帳、コレクション、データのバックアップなどの理由で解約後も端末を保有するケースが増えたとことを理由に挙げている。

 これに関連し、「モバイル・リサイクル・ネットワーク」は、回収されずに持ち帰られた端末についての動向を調査する目的で、ユーザー2,000人を対象にWeb上でアンケート調査を実施した。

 調査結果によれば、2003年度に携帯電話を処分した人のうち、処分方法については「店で引き取ってもらった」が65.3%で最も多く、次いで「ゴミとして捨てた」が21.2%、「人にあげた」が6.9%と続いた。端末本体の「現在利用中以外のものの保有台数は」との設問では、「1台」が62.8%で最も多く、「2台」が25.3%となった。また、その中で1番長く持っているものの年数は「1年超2年未満」が25.8%で最も多く、次いで「2年超3年未満」が23.9%となった。端末を保有する理由について(複数回答)は「電話帳として」が24.7%に上ったほか、「コレクション」と答えたユーザーが23.7%、「データのバックアップ」が20.2%、「子供の遊び道具」が17.2%となった。

 携帯電話・PHSのリサイクルの認知度に関する項目では、メーカー、ブランドに関係なく、いつでも、無償で回収するという「モバイル・リサイクル・ネットワーク」の内容を「知っている」と答えたユーザーは52.9%と約半数にとどまり、「自治体から不要になった携帯電話・PHSの処分方法を聞いたことがあるか」との問いには95%のユーザーが「ない」と回答した。「もっと回収するためにはどうしたらよいか」との設問(複数回答)では、「回収に協力した人に景品などを渡す」とした人が60.0%になり、次いで59.8%が「回収場所がわかるようにする」、49.5%が「すべてのデータを新しい機械に移せるようにする」と回答した。



URL
  ニュースリリース
  http://www.tca.or.jp/japan/news/040622.html


(太田 亮三)
2004/06/22 19:04

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