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実在選手が登場するプロ野球シミュレーションゲーム

日本プロ野球選手会公認ゲームとなる
 スポーツ・ジェイは、日本プロ野球選手会公認で、実際の試合と連動するプロ野球を題材にした携帯電話向けシミュレーションゲーム「完全制覇! プロ野球」を15日にスタートする。URL入力でアクセスできる。利用料は月額315円でクレジットカードなどで決済可能。

 同社では15日、都内で記者会見を開催。日本プロ野球選手会会長の古田 敦也選手や読売ジャイアンツ選手会会長の高橋 由伸選手、北海道日本ハムファイターズ選手会会長の小笠原 道大選手、タレントの小阪 由佳が出席し、ゲームの魅力などをアピールした。

 今回提供される「完全制覇! プロ野球」は、実在のプロ野球選手が登場し、実際の試合と連動してプレイヤーが作り上げたチームの実力が変動していくシミュレーションゲーム。iモード・EZweb・ボーダフォンライブ!各対応端末でプレイ可能。データベースには、プロ野球選手約700人が登録されており、それぞれ実際の実力にあわせたポイントが割り当てられている。プレイヤーは、プレイ開始当初に25,000G(ポイント)が予算として割り当てられ、予算内で選手を獲得し、自分好みのチームを作り上げる。

 実際に行われるプロ野球の試合から、各選手のプレイ結果が「活躍ポイント」として算出される。たとえば実際の試合において、1塁と2塁にランナーがいる状況で、バッターが2塁打を放てば、同ゲーム内におけるそのバッターには2塁打として30ポイント、打点1で15ポイント、合計45ポイントが与えられる。逆に2塁打を打たれた投手は、被安打でマイナス2ポイント、自責点でマイナス20ポイント、合計22ポイントのマイナスとなる。このほか、中継ぎや抑えとして登板した投手のポイントは、投球回数に応じてボーナスポイントが付与される。

 実在の選手が登場し、実際の試合結果が反映されるという仕組みだが、プレイヤーは現実のチーム構成に縛られず、自由に選手を選んで自分のチームを構成できる。プレイ中に自チームの選手と所属していない選手をトレードすることも可能で、チーム全体の戦力アップをはかれる。トレードした選手は1週間再トレードできないようになっており、獲得した選手が故障などで登録抹消になれば、まったく活躍ポイントが得られなくなるため、1週間の我慢を強いられることになる。


ゲームの流れ 実在選手の活躍がゲームに反映される

 スタート時点では、いわゆる一般サイトとしての提供となる。このため支払方法は、NICOS、VISA、MasterCardといったクレジットカードやイーバンクで決済する。またプロ野球シーズンが終了する秋以降については、今後プレイ方法を開発していくとのこと。また同ゲームには、中畑 清氏が協力した「中畑版」も月額525円で提供される。「中畑版」では、中畑氏のコラムなどが閲覧できる。

 会見に出席した古田選手は、「携帯電話でのゲームということで、ファンの方に楽しんでもらいたい。また新しいファンの獲得にも期待している」とコメント。会見前に古田選手が選んだチーム構成も披露されたが、小笠原選手が含まれていなかったため「実は小笠原選手が今日来るとは知らなかった」と述べて、会場の笑いを誘う場面もあった。質疑応答の際には、プロ野球の再編問題についての質問も飛び出し、「早急に進めないよう働きかけていく」(古田氏)など、これまでプロ野球選手会が示してきた見解があらためて説明された。


古田選手は、「ファンの皆さんは楽しめるのではないか」とコメント 古田選手が選んだ選手の一覧。古田選手は「一人一人、きちんと理由がある」とコメント

「自分は何ポイントあると思いますか?」という司会者の質問に、高橋選手は「基準がよくわからないんですが」と苦笑い。同選手のゲーム内におけるポイントはトップクラスだ 淡々としていた小笠原選手は「前半戦、可もなく不可もない結果だったので、自分のポイントは低いのではないか」と予想。実際は高橋選手と同じ評価となっている

女性プレイヤー代表ということで、タレントの小阪 由佳さんも登場した


URL
  サービス概要
  http://pc.ifgame.jp/


(関口 聖)
2004/07/15 16:17

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