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三洋、携帯機器向けにワンチップのFMラジオチューナーICを開発

 三洋電機は、外付け部品を必要とせずにFMラジオ機能を実現できる携帯機器向けのFMラジオチューナーIC「LV24000」シリーズを開発した。一部は2004年8月からサンプル出荷が開始され、2004年第4四半期にも量産が開始される。

 今回開発された「LV24000」シリーズは、従来なら10点以上の外付け部品を必要とするところをすべてICの中に取り込み、ワンチップでFMラジオチューナーを構成する携帯機器向けのチューナーIC。FMに加え、AMラジオも受信可能なモデルや外部入力セレクタ搭載モデル、外部入力に加えてアンプ機能を搭載するモデルなど計5製品がラインナップされている。

 開発されたICの大きさは5ミリ角で厚さは0.8mm。同社によれば、これまでのチューナーICで最も小型とされる製品が7ミリ角で外部部品が14点程度とのことで、ICチップの容量だけでも約半分の小ささを実現し、発表された5モデル中4モデルが外部部品点数0点、AMラジオ受信可能なモデルが外部部品点数1点となっている。

 2日に都内で行なわれた報道陣向けの発表会では、「LV24000」シリーズの製品説明がデモを交えながら行なわれた。実際にFMラジオを受信するデモでは各局の放送を素早くチューニングする様子が披露された。チューニングは1秒以内に済ませることが可能で、ラジオ局の設定もソフトウェアの変更で世界中のラジオ局に対応できるという。このほか、MDプレーヤーからの入力を再生したりFMラジオと切り替えるデモ、バスやトレブル、ボリュームの変更といったアンプ機能のデモも行なわれた。

 同社では、同製品を国内の携帯電話市場のみならず、FMチューナー搭載携帯電話の分野で先行する欧州の携帯電話市場にも新規参入していくとしたほか、カーオーディオやホームチューナーへも展開していく予定とのこと。


機能の概要 シリーズのラインナップ。携帯電話用のAMラジオチューナーICは業界初

ソースセレクタ、アンプ機能を備えた「LV24002PL」のデモ ICチップは5ミリ角と小さい


URL
  三洋電機
  http://www.sanyo.co.jp/


(太田 亮三)
2004/08/02 13:15

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