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今回開発された「リバーシブルライト」は、メインディスプレイとサブディスプレイを1パーツで照らせるというもの。「リバーシブルライト」でメインディスプレイを照らす際はバックライトとして機能し、サブディスプレイを照らす際はフロントライトとして機能する。同社によれば、従来の2画面搭載機器では、ディスプレイを2枚、バックライトを2つといった構成になるが、新開発の「リバーシブルライト」であれば、ディスプレイ1枚にライト1つという構成が可能になるという。 同社によれば、バックライト・フロントライトと2つの機能を併せ持つために、「ダブルプリズム技術」「ナノプリズムアレー技術」と2種類の新技術を開発したという。 従来のバックライトでは、輝度を向上させるために指向性変換機能を持つシートを複数枚重ねなければいけなかったが、「ダブルプリズム技術」は、リバーシブルライトでシートを利用すれば、フロントディスプレイ側の画像がぼけてしまうために開発されたもの。今回は、シートを貼らずに2つのプリズムを配すことで、光の方向を狭め、輝度を向上させている。 一方の「ナノプリズムアレー技術」は、フロントライト側から画像を見た場合、光が導向板面に反射して白く見えるという課題に対して開発された技術。新技術によって導向板上に100ナノメートルごとに刻みを入れることで、反射光を従来よりも低減しており、高いコントラストで鮮やかな画像という表示にできるという。 同社では今後、中国などアジア地区でのマーケティング活動に注力しつつ、実用化を目指す。なお「リバーシブルライト」は、20日よりパシフィコ横浜で開催される「FPD International 2004」に出展される。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.omron.co.jp/press/2004/c1018.html （関口 聖） 2004/10/19 21:11 | ||||||
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