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イー・アクセス、「1.7GHz帯での新規参入を最優先に」

イー・アクセス代表取締役社長兼CEO 千本 倖生氏
 イー・アクセスは、4日の午前中に総務省にて行なわれた「携帯電話用周波数の利用拡大に関する検討会」に出席、意見陳述したことを受け、同日午後、記者向けに説明会を開催した。その中で、1.7GHz帯への新規参入を最優先課題として取り組んでいくことが明らかにされた。

 4日、総務省にて行なわれた「携帯電話用周波数の利用拡大に関する検討会」は、携帯電話向けに割り当てられる予定の1.7GHz帯、2.0GHz帯、2.5GHz帯、および800MHz帯の再編に関する検討会の第2回目の会合。有識者、既存および新規参入を希望する事業者らが出席して周波数の取り扱いに関する意見が述べられた。

 イー・アクセスは、4日の午後には記者向けの説明会を開催し、同日午前、同社が総務省にて行なった意見陳述の内容が同社代表取締役社長兼CEOの千本 倖生氏より説明された。

 同氏はまず、総務省にて意見した内容を詳細に説明。移動体通信事業者が3社で実質市場を寡占していることや、6社以上で市場を形成する海外市場の例、固定ブロードバンド市場での料金の推移などを基に、「日本の携帯電話料金は高止まりしている」と指摘した。また同氏は「海外に比べ、音声は高いがデータはもっと高い」と述べ、「ここに競争を持ち込むべきではないか」とし、同社がサービス提供を希望するモバイル・ブロードバンド分野における競争の必要性を述べた。


欧米と比べてまだ料金が高いと指摘 香港においては6社がすべて利益を出していると解説

 総務省にて行なった意見の説明を終えると、千本氏は今後の取り組みについても明らかにした。その中で同氏は「我々は、1.7GHzでやりたい」と言明。これまで進めてきた2GHz帯への新規参入に向けた開発・実験は今後も進めていくとしながら、「プライオリティでいえば、1.7GHz」とし、「世界で最も高速で、最も安いモバイル・ブロードバンドを提供していきたい」と意気込みを語った。

 同社の計画によれば、2006年度までにFDD方式によるサービスを開始し、月額定額料金のサービスを目指すという。W-CDMAかCDMA2000かについてはまだ検討中としながら、「IMT-2000のロードマップにともない策定される高速通信技術については、他社に先駆けて市場に導入していきたい」(新規事業企画本部長 諸橋 知雄氏)とした。また、音声通話をサポートしながらも、基本的にはパソコンなどと接続して高速データ通信を行なうサービス形態を想定しており、「ADSLなどブロードバンドのモバイル版」(諸橋氏)とした。



URL
  イー・アクセス
  http://www.eaccess.net/

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(太田 亮三)
2004/11/04 18:06

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