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新生DDIポケット、マイクロセルの利点を積極的にアピール

DDIポケット 執行役員 経営企画本部長の喜久川 政樹氏
 DDIポケットは、26日、同社が敷設するマイクロセルネットワークの報道関係者向け勉強会を開催した。

 説明を行なったDDIポケット 執行役員 経営企画本部長の喜久川 政樹氏はまず、携帯電話とPHSの違いを説明。携帯電話が自動車電話から発展したものであるのに対し、PHSはコードレス電話を発展させたシステムだとした。

 PHSのマイクロセルネットワークは、元々屋内での利用を想定して生まれたシステムだけに、コードレス電話でユーザーが自由にアンテナを設置できるように基地局の設置や増設が容易で、同時に収容できるチャンネル数も多い。一方、携帯電話のマクロセルシステムは、1つの基地局で広範囲をカバーできるが増設を慎重に行なわなければならず、チャンネル数が小さいため通話品質を下げてユーザーを収容している。このため、PHSのサービス開始当初カバーエリアでは携帯電話に及ばず、事業の縮小や撤退するPHS事業者も現われた。

 また、同氏はユーザー1人あたりの通信速度の向上にも、マイクロセルの方が有利だという。広範囲をカバーするマクロセルでは1つの基地局に多数のユーザーが集中すると通信速度を下げざるを得ない。マイクロセルでは、狭いエリアをカバーする基地局が複数あるため、トラフィックを分散し、結果ユーザー1人あたりの速度を確保できる。

 説明会では、DDIポケットの170万のデータ通信ユーザーが3Gサービスに乗り換えて、現状と同程度のデータ通信を行なった場合のスループットを算出。3Gの携帯電話では、ユーザーの集中する都心部では転送速度は10〜20kbps程度になってしまうとした。複数の基地局で負荷を分散するPHSでは平均で100kbps以上をマークできるという。また、仮に局所的にユーザーが増加しトラフィックが高くなったとしても、携帯電話の基地局よりも低コストで簡単に増設できるため、定額サービスを提供しやすいとした。

 これらを踏まえて喜久川氏は、3Gの携帯電話では、データ通信やフルブラウザでの定額制サービスの難しさを指摘。携帯電話向けWebサイトの閲覧に限った定額サービスも高額となるとした。

 当初のPHSのイメージついて「安かろう・悪かろう」と語った喜久川氏は、基地局の高度化を進め、16万マイクロセルとなりAirH"で法人ユーザー層を開拓したと述べた。今年度人口カバー率が97%となる見込みで、2005年度には99%に達する予定。今後、基地局の収容チャンネル数をさらに増やし、同社がWireless IP Local Loopと呼ぶバックボーンのIP化を進めることで積極的な展開を図っていくという。


 このほか、WILLCOMとなることで低電磁波をアピールできる点も新たな戦略の1つだ。PHSの電磁波は携帯電話よりも微弱で、現在、全国1,200の病院でPHS端末が導入されている。KDDIと袂を分かつまではアピールしにくい面もあったが、今回の説明会では積極的にアピールしていた。救急病院などでの導入例を示した喜久川氏は、2005年に開催される知的発達障害者の競技会「スペシャルオリンピックス冬季世界大会」に協賛し、医師団やボランティアへPHS端末を提供することを明かした。

 同氏は最後に、「高速定額モバイルデータ通信」「低電磁波」など、マイクロセルの強みを活かし音声市場にも積極的に展開していくことを語った。

 なお、会場には、DDIポケットが開発を進めるジャケットフォンのコンセプトモデルも展示された。R-SIM(Radio Subscribe Identify Module)と呼ばれる小型のPHSデータ通信カードを搭載することで、これまで携帯電話業界に参入をためらっていたメーカーなどが積極できるというもの。量産を視野に開発を進めているもので、現在通信カードの小型化を行なっているという。同社では、ジャケットフォンを展開することで新たなユーザー層を捕まえたい考えだ。


ネットワークの進化 DDIポケットの展開するオールマイクロセルNW

マイクロセル方式とマクロセル方式 基地局の性能向上

参考出品されていたジャケットホン


URL
  DDIポケット
  http://www.ddipocket.co.jp/

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(津田 啓夢)
2004/11/26 18:57

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