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新たに開発された技術は、サーバーを介さずに携帯電話単体で動作可能なリアルタイム音声認識方式。1チップに複数のCPUを持つマルチコアプロセッサを用いて、通常の会話のような音声をリアルタイムに認識できるため、レスポンスよく、音声でメールの入力などが行なえるという。 これまでNECでは、パソコン向けの音声認識ソフトや、サーバーを介した音声認識技術を発表しており、こうした技術を基に低消費電力が求められる携帯電話単体での音声認識を可能にした。 なお、現在はLinux OSの評価ボード上での音声認識に成功した段階。評価ボードには、音声認識用の専用辞書が搭載されている。従来より携帯電話に実装されている辞書とは異なるが、従来の辞書をベースに端末に実装することも可能とのこと。 NECでは携帯電話への導入時期について未定としている。ただし評価ボードには、NECエレクトロニクス製の既存のアプリケーションプロセッサ「MP211」が採用されており、実装への課題は少ないようだ。 このほか、今回の音声認識エンジンを利用した音声検索アプリケーションも開発された。「メールアドレスの変え方を教えて」といった音声から、端末の電子マニュアル内の関連ページを検索できる。アプリケーション全体をマルチコアプロセッサで実行できるため、携帯電話単体で動作可能としている。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.nec.co.jp/press/ja/0501/2603.html （津田 啓夢） 2005/01/26 13:49 | ||||||
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