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ブリッジポート、携帯とVoIPを融合したソリューション

ブリッジポートネットワークス 代表取締役社長の袴田 哲也氏

米BridgePort Networksの社長兼CEOのマイク・ムリカ氏
 モバイルとVoIPのソリューションを展開する米BridgePort Networksは、アジア市場に事業拡大するため、全額出資の日本法人、ブリッジポートネットワークスを設立した。これに伴って24日、都内で設立発表会が開催された。

 米BridgePort Networksは、2001年にソフトウェア開発会社として設立、携帯電話とVoIPのシームレスアクセスを可能にする統合ゲートウェイソリューション「NomadicONE」展開している。このソリューションは、キャリアが自社の通信網にNomadicONEを導入することで、1つの電話番号で携帯電話や固定電話、SIPフォンなどを切り替えことなくシームレスなモバイルサービスを展開できるというもの。実際には、携帯電話やSIPフォン、固定電話などの複数の電話番号を持っているが、それらの1つを代表番号として利用することで、無線LANスポットや家庭内の固定電話、携帯電話を1つの番号で受信できる。また、複数の番号を使うことも可能で、ビジネス用、プライベート用と分けることも可能となっている。

 このゲートウェイソフトは、Linuxサーバー上で動作し、ユーザー情報などのキャリアが保有するHome Lacation Register(HLR)を保持したままサービス展開が可能。米BridgePortでは、サービスを実現するためのアライアンス・プログラム「Mobile IGNIGHT」を設立しており、プログラムにはIBMや米京セラなど多数の企業が参加している。パートナーシップを組むことで、エンドtoエンドのソリューションが提供可能で、すぐにでも導入できるとしている。同社では3GSMやCTIAなどのイベントで、「Mobile VoIP LIVE! SHOWCASE Architecture」と題して実証実験を行ない、導入の即時性をアピールしたとのこと。

 日本法人では、米国のNomadicONEをそのまま導入するのではなく、国内キャリアのシステムに合わせて展開される。まず、Mobile IGNIGHTの日本版を設置し、交換機メーカーや端末メーカー、システムインテグレーターなどとのアライアンスを組み、キャリアでの導入を目指すとしている。

 発表会で、ブリッジポートネットワークス 代表取締役社長の袴田 哲也氏は、「日本の通信事業者が4Gを導入する場合に、資産の総入れ替えが必要となる。NomadicONEでは、今あるモバイルと既存のIP網を利用することで4Gに近いサービスが提供できる。日本のキャリアは3Gに大きく投資しており、4G以降前にこの資産を有効に使える」と説明。また、「私たちのソリューションは単独で提供できない」と語っており、ソリューションを展開する上でアライアンスが欠かせないとし、他社と積極的に協業していくとした。

 なお、同社では現在、国内の交換機メーカーと検証を行なっており、携帯電話と固定通信だけでなく、固定通信とPDA端末との組み合わせなど、さまざまなバリエーションのソリューションを用意するとしている。さらに、将来的には日本市場を足がかりとして、アジア市場にも展開したい考えだ。


 発表会には、米BridgePort Networksの社長兼CEOのマイク・ムリカ氏も出席した。同氏は、日本法人設立の経緯を説明し、「米国でもこの2年間でVoIPが大きく成長したが、世界的に見ると、利用者数では日本が最も多く、固定回線の10%のユーザーがこうしたVoIPサービスを利用している」と語った。「モバイルとパソコン向けのインターネットを補完していく上で無線LANが重要」とした上で、「SIPによって固定通信と携帯電話の融合する」とした。音声通話などをIP化することで、通信キャリアはコストを抑え、ユーザーにロープライスでサービスを提供できるという。

 同社では、日本でのVoIPサービスの普及状況を踏まえて、NTTドコモやKDDI、ボーダフォンなどに共通化サービスを提供していく。同氏は、「ブリッジポートの技術で固定とモバイルの橋渡しができる。キャリアは今すぐにでも4Gサービスを提供できる」とアピールした。

 また袴田氏は、「18カ月以内にキャリアでの商用化を目指す」としており、まずはユーザー数の多い携帯電話キャリアを中心に展開していく意向を示した。


ブリッジポートのソリューション シームレスアクセスが可能に アライアンスを組んでソリューションを展開

NomadicONEのアーキテクチャ 日本ではVoIPが普及 3Gの資産を生かして4Gに近いサービスを構築できるという

18カ月以内にキャリアでの商用化を目指すとしている イベント会場の実証実験で使われた端末


URL
  米BridgePort Networks(英文)
  http://www.bridgeport-networks.com/


(津田 啓夢)
2005/03/24 20:30

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