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「MCPC award 2005」表彰式、グランプリは東北電力

ノミネート5社の代表とMCPC会長の安田 晴彦氏(写真中央)
 モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)は、モバイル機器を活用したシステムを導入することで、業務効率の向上などの成果を上げた事例を表彰する「MCPC award 2005」の受賞者を発表した。これに伴って24日、都内で表彰式が開催された。

 「MCPC award 2005」は、携帯電話などのモバイル機器を利用した企業システムの成功事例を表彰するというもの。昨年11月より成功事例の募集を行ない、最終選考となるプレゼンテーションに5社を選出。24日の最終選考にノミネートされたのは、INAXメンテナンスの住宅設備の修理業務にモバイルを活用した「CEモバイルシステム(Force)」、東北電力の電柱・電線の配電業務にモバイル機器を導入した「配電業務ナビゲーションシステム」、パーク24のコイン駐車場「タイムズ」にモバイルを使った「無人時間貸駐車場システム」、やまやのEdy決済に対応したネットショッピングCRMシステム、ユニアデックスの「GPS携帯電話を活用したフィールドサービス支援システム」の5事例。

 この中で、グランプリに輝いたのは、東北電力の「配電業務ナビゲーションシステム」。同システムは、配電業務を行なう際の車両誘導システムにPDAなどを導入し、地理に不案内な場所でも時間の短縮に繋がるというもの。停電地域の状況把握も可能で、災害などが発生した場合に他県から応援要請した場合でも、迅速な対応ができるという。配電場所の特定には、290万本以上配備されている同社の電柱の識別番号を利用する。

 また、各賞も発表され、モバイルテクノロジー賞にユニアデックス、モバイルビジネス賞にパーク24、特別賞にINAXメンテナンス、やまやが選ばれた。このほか、奨励賞として12社も選出された。

 グランプリを受賞した東北電力の代表者は、「10年前には考えられなかったシステム。テクノロジーの発展によって実現できた。今後も開発を行なっていきたい」と喜びのコメントを述べた。また、審査員講評として登壇したMCPC 普及促進委員会の木下氏は、「今回は37社がエントリーし、1次、2次書類審査を経てノミネート各社を決定した。今年は企業の基幹システムとの連携が目立ち、今年ほど完成度の高いのは初めてだった」と評し、2004年に多発した自然災害のライフラインにモバイル機器が活用されたことを挙げ、「ある意味でモバイルが社会インフラ化したのではないか」とした。


受賞者には、賞状のほか、副賞として盾なども授与された 奨励賞の受賞者も紹介された


URL
  MCPC
  http://www.mcpc-jp.org/

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(津田 啓夢)
2005/03/24 19:52

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