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マクロメディア「Flash Platform」発表、携帯向け新版も登場へ

米マクロメディア副社長の田中 章雄氏

携帯に対する「Flash」は、「Flash Lite」「FlashCast」「Flash MMI」が3本柱として紹介された
 マクロメディアは、パソコン向けWebサイトや携帯電話で広く採用されている「Flash」の今後の展開を描いた新構想「Flash Platform」を発表した。

 同社では11日、都内で報道関係者向け説明会を開催し、米国本社副社長の田中 章雄氏から、新構想の核となるパソコン向けFlashプレーヤーの次世代版やサーバー・ソリューションなどが紹介された。また携帯電話向け「Flash Lite」の新バージョンについても触れられた。

 「Flash Platform」は、パソコンや携帯電話などの上で動作するクライアントソフト(Flash Player)や開発ツール、サーバー技術などで構成される統合プラットフォーム。6月7日にリリースされたクライアントソフトでは、従来よりも更に表現力が強化され、パソコン向けサイトで動画を再生しながら別の動画を合成できる「映像でのアルファチャンネル対応」や、実行速度の強化などが図られており、その際に明らかにされていた「クライアントソフトを核にした完全なシステム」が今回の「Flash Platform」にあたる。

 携帯電話向けFlashは「Flash Lite」と呼ばれ、NTTドコモやau、ボーダフォンで対応機種が登場している。説明を行なった田中氏は「実機の市場投入時期は未定だが、新バージョンである“Flash Lite Deuce”を年内にもメーカー向けにリリースする」と語った。新バージョンでは、Flashコンテンツをプッシュ配信する「FlashCast」がサポートされる予定という。

 またユーザーインターフェイスのカスタマイズ機能「Flash MMI(Man Machine Interface)」もサポートされ、韓国向け携帯電話でのデモンストレーションが披露された。

 このほか同氏は、「海外の携帯電話で開発中のもの、次期Flash Liteとの関連性は明かせない」と前置きした上で、メニュー画面などのユーザーインターフェイス変更機能を披露した。

 このうち、後者は通話など携帯電話固有のネイティブな機能においてもユーザーインターフェイスをFlashにするもの。auの「W21CA」などでもFlashによるメニュー画面で幅広いカスタマイズ性を実装した機種は存在するが、開発中の新機能はメールなどの部分もFlashでカバーできるようになっている。田中氏によれば「ネイティブな機能のどこまでカバーすることになるのか、当社としてはニーズに応えていくだけで、どこまでもサポートできる」と語った。


韓国向け端末で披露されたメニュー画面のカスタマイズデモ 印象の異なるデザインにすぐ変更できる

プッシュ配信「FlashCast」のデモ 映像だけではなくゲームなどもFlashCastで配信可能

開発中というUIカスタマイズ機能 2件の着信履歴が表示され、通話機能という電話の根幹を占める機能と連動できることをアピール


URL
  プレスリリース
  http://www.macromedia.com/jp/macromedia/proom/pr/2005/mobileecosystem_flashplatform.html


(関口 聖)
2005/07/11 15:55

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