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ボーダフォンは、W-CDMA方式とGSM方式に対応したシャープ製端末「703SH」「903SH」を発表した。発売日は、703SHが8月上旬以降、903SHが8月中旬以降とされている。これに伴って28日、都内で発表会が開催された。 703SHは、W-CDMA/GSM（900/1800/1900MHz）方式に対応したシャープ製端末。130万画素CMOSカメラを搭載し、2.0インチ、240×320ドット、26万色表示のTFT液晶を装備する。また、Bluetoothに対応し、Bluetoothヘッドセットを使ってテレビ電話機能「TVコール」や音声通話が可能。外部メモリはminiSDカードに対応する。 なお、703SHは、3G端末のスタンダードモデルに位置づけられ、ボディカラーはオレンジタグ、グリーンタグ、ホワイトタグ、ブラックタグの4色展開となる。大きさは約47×99×23mmで、重さは約107g。
一方の「903SH」は、W-CDMA/GSM（900/1800/1900MHz）方式に対応したハイスペックモデル。902SH同様にスウィーベルスタイルが採用されており、光学2倍ズーム、オートフォーカス機能付きの3.2メガピクセルCCDカメラを搭載し、2.4インチ、320×240ドット、26万色表示のASV液晶装備する。こちらも外部メモリはminiSDカードに対応する。 ハイスペックモデルということで、メディアプレーヤー機能やステレオスピーカーを搭載し、SD-Audioに対応。オーディオ機器からケーブル経由で音楽を録音できる。 大きさは約50×109×29mmで、重さは約148g。ボディカラーは、レッド、ブラック、ホワイトの3色となる。
なお、「703SH」「903SH」ともに、AAC+に対応。このほか、メール機能やアドレス帳機能が日本向けの仕様に変更されている。世界共通のコンバージェンスモデルを提供したことで、一部のユーザーから使いにくくなったとの声が挙がった。今回の2端末では、メールの作成画面において、宛先、メールタイトル、本文が1画面で確認できるように改善され、アドレス帳にも検索窓が搭載された。PDC端末の頃の使い勝手を参考にしたもので、各操作時にディスプレイの右上隅に時計が表示されたり、メール着信時のお知らせランプが点灯するといった、ユーザーがPDCで慣れている操作体系が一部復活している。 ■ 703/903シリーズ、世界共通モデルだが、UIは国内向けに仕様変更
同氏は、国内向けにソフトウェアの仕様を変更した理由を、「702/802/902シリーズでは、世界標準ということで、これまでの国内端末とは異なる使い勝手と言われてきた。まずは、メール機能やPhone book（アドレス帳）のユーザーインターフェイスをPDCのような画面にした」と語った。なお同社では、世界共通のコンバージェンスモデルという立場は崩さず、海外向けと国内向けのソフトウェアを用意するという。今後発売される予定の703/803/903シリーズでは、メーカー毎に国内向けにユーザーインターフェイスを変更したものが提供される予定だ。 また、森氏は、これから秋に向けて、703/803/903などの「03」シリーズが投入されていく中で、AAC+を基本的にサポートしていく方針を語った。これにより、KDDIのEZ「着うたフル」と互換性のある着うたフルが提供可能となり、楽曲の広がりに期待できるとした。 このほか、703/803/903の各シリーズの位置づけについても説明。「90Xシリーズはフラッグシップ。70Xシリーズをベーシックとした場合に、80Xシリーズはベーシックな機能に+αがある。今後80Xシリーズの投入も予定している。1メガピクセル以上のカメラにQVGAサイズのディスプレイを搭載した端末で、それに+αの機能を持つもの」とした。
■ ＵＲＬ ニュースリリース（PDF形式） http://www.vodafone.jp/japanese/release/2005/050728.pdf ■ 関連記事 ・ ポップなカラーでコンパクトなシャープ製3G端末「703SH」 ・ 3.2メガAFカメラ搭載で3Dサラウンド対応の「903SH」 （津田 啓夢） 2005/07/28 15:12 | ||||||||||||||||||||
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