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地図の変更点だけ配信する「差分更新フォーマット」標準化へ

 携帯型ナビゲーションシステムの発展に向けて活動している「iフォーマット・フォーラム」は、地図上で変更があった部分のみを更新できるようにする規格「差分更新フォーマット」の標準化を目指していくと発表した。2006年度中に仕様公開する予定。

 インクリメントP、クラリオン、ザナヴィ・インフォマティクス、パイオニア、三菱電機の5社によって、2001年に設立された「iフォーマット・フォーラム」は、歩行者・自動車向けの通信型ナビゲーションシステムを実現するための規格「iフォーマット」を策定し、それを活用した位置情報事業の発展を目的として活動している組織。今回、同フォーラムでは、次世代の車載端末を念頭に、変更された部分のみ更新できるようにする「差分更新フォーマット」の標準化に着手した。

 カーナビなどでは、DVDやHDDなどに地図データを格納しておき、利用時に読み込む形になる。同フォーラムでは、「差分更新フォーマット」が標準化され、カーナビメーカーなどで採用されれば、最新の地図データをユーザーが利用する際に全てのデータを書き換えるのではなく、変更点のみ書き換えるという更新方法が実現するとしている。

 車載のカーナビなどに地図データを配信する方法としては、携帯電話をナビに接続して通信するほか、インターネット経由でパソコンにダウンロードしてメモリカードなどでナビにインストールする方法、あるいは放送網の帯域でプッシュ配信する方法などが想定されている。

 また標準化されることにより、公開されている仕様を元に製作されたサードパーティ製のコンテンツ配信も実現できる見込み。同フォーラムでは、22日より開催される「東京モーターショー」で差分更新フォーマットのコンセプト展示を行なう。




URL
  iフォーマット・フォーラム
  http://www.iformat.org/
  インクリメントP ニュースリリース(PDF形式)
  http://www.incrementp.co.jp/news/pdf/re051017.pdf

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(関口 聖)
2005/10/17 13:27

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