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BBモバイル、携帯が鍵代わりの個人向け認証サービス

 BBモバイルは、携帯電話を鍵にする認証セキュリティシステム「SyncLock」を開発し、個人向けの認証サービス「SyncLock Personal」の提供を開始した。

 「SyncLock」は、携帯電話の固体識別番号を鍵の代わりに、認証サーバー上で本人確認および接続条件の認証を行なうセキュリティシステム。暗証番号、Q&A認証、バイオ認証といった複数の認証条件を組み合わせて設定可能で、ファイルの重要度や目的によってセキュリティレベルが設定できる。

 従来、バイオ認証を含めた情報管理システムを構築すると高額な投資が必要で、利用環境の制限が多かった。同システムでは、携帯電話を鍵として利用し、パソコン側にアプリケーションをセット、サーバー機能もASP提供されるため手軽に利用できるという。

 NTTドコモ、au、ボーダフォンの各キャリアの対応端末で利用可能。指紋認証機能付きの端末については、この機能も利用して認証する。Windows XP SP1以上をサポートし、TCP433番ポートで外部のホストと通信できる必要がある(プロキシ認証非対応)。

 BBモバイルではまず、「SyncLock」のシステムを使った個人向け認証サービス「SyncLock Personal」の提供を開始。同サービスでは、パソコンを盗まれてもSyncLockで重要なデータの漏洩が防げるという。また、家族で1つのパソコンを共有している場合などにも、見せたくないデータに鍵をかけておける。

 利用料は、6カ月間有効なアカウントが3,300円、1年契約が5,160円、2年契約が9,360円となる。1アカウントあたり10個のファイルやフォルダのセキュア化が可能で、アカウントは30日間無料で試用できる。また、携帯電話の登録、および解錠機能のみの利用は無料で、パソコンにインストールするアプリケーションも同様。

 さらに2006年4月には、法人向けサービス「SyncLock Enterprise」も提供される予定。こちらのシステムは、認証システム基盤に業務用アプリケーションと管理システムを搭載したセキュリティプラットフォームとなり、導入する企業に合わせてカスタマイズして提供される。

 なお、SyncLockは、10月19日~20日に開催される「OKI情報通信融合ソリューションフェア2005」、10月19日~21日開催の「危機管理産業展」、そして10月26日~28日開催の「Security Solution 2005」でデモンストレーションが行なわれる予定。



URL
  ニュースリリース
  http://www.softbank.co.jp/news/release/2005/051017_0001.html
  SyncLock PersonalのWebサイト
  http://www.synclock.jp/


(津田 啓夢)
2005/10/17 20:16

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