ソニーは、非接触IC技術「FeliCa」のICチップ累計出荷数が10月時点で1億個に到達したと発表した。
「FeliCa」は、NTTドコモやauのおサイフケータイ、JR東日本のSuica、ビットワレットのEdyなどに用いられている非接触IC技術。1億個のうち、Suicaなどのカードタイプが9,000万個、おサイフケータイが1,000万個という内訳になっている。
国別に見ると、日本向けがおサイフケータイとカード型を含めて7,100万個、香港向けが1,600万個、シンガポール向けが1,000万個、中国(シンセン)向けが150万個、インド(デリー)向けが100万個、タイ(バンコク)向けが50万個となっている。
1996年に出荷を開始して以来、1997年に香港のオクトパスカード、2001年にSuicaとEdy、2002年にシンガポールのez-link、2004年におサイフケータイとFeliCaを採用したサービスが続々と登場。出荷開始から5年経った2001年時点では累計出荷数が3,000万個に達し、その後、2002年に3,500万個、2003年に5,300万個、2004年に8,100万個と順調に増加している。
■ URL
FeliCa 概要
http://www.sony.co.jp/Products/felica/
(関口 聖)
2005/10/19 12:57
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