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シャープ、ザウルスにJavaを導入してソフト開発を手軽に

 シャープは、同社のPDA「ザウルス」にJava実行環境を標準搭載する方針を明らかにした。

 シャープは先日、ザウルス「MI-E1」用Java実行環境「Personal Java for Zaurus」のβ版の配布を開始した。ザウルス上のJava実行環境の正式な製品化の時期や詳細は未定となっているが、シャープではMI-E1とその後継機種にJava実行環境を提供していく方針。MI-E1よりも処理速度が劣るザウルスへのJava実行環境の提供は、いまのところ検討されていない。将来的にはJava実行環境が標準搭載されたザウルスの商品化もありうるが、その場合も現行の「MOREソフト」のような、よりハードウェアに近い部分を利用できるザウルスのネイティブコードによる開発環境は残されるという。

 一方同社では、現行のザウルスで採用しているものとは異なるOSを採用したザウルスを、今秋にも海外市場に投入する。同社では海外向けザウルスのOSとして、Linuxの採用を検討しており、海外のザウルスと国内のザウルスとではMOREソフトの互換性はない。しかしシャープでは双方ザウルスにJavaの実行環境を搭載することで、アプリケーションの互換性を確保し、ソフト開発をより容易にしていくとしている。



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シャープ、ザウルス用のJava実行環境を配布


(白根 雅彦)
2001/02/19 13:56

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