| ||||||||||||||
同大学は、2006年度より情報学部を新設するのに伴い、キャンパスソリューション「Let's KAIT Walker」の一環として、従来の磁気カード型の学生証を、FeliCa対応のICカード学生証に変更、電子マネー「Edy」を学内で展開する。auのW32S/W32Hでは、BREWアプリを利用したモバイル学生証を提供し、カード型の学生証を所持せずに近隣施設で学割が適用可能となる。まずは、大学周辺の店舗や映画館などで利用できるようになる予定だ。 携帯版の学生証は、EZアプリ（BREW）「Kapli（カプリ）」で提供され、講義の情報や出席率などもチェックできる。学生証画面には、時刻が秒単位で表示され、偽造を防ぐほか、自動認証で学生証の有効期限を最新版に更新しないと利用できない仕組みが採用されている。 新たな学生証は、出席情報をFeliCaのリーダーにかざして登録する。集計したデータは、講師らの教卓にあるパソコンにリアルタイムに表示される。また、情報学部棟にはFeliCaの電子錠が設置され、入退室の際には新学生証を鍵として利用する。 学内にはEdyチャージャーが設置され、食堂や自動販売機、学内のお店でEdyが利用可能となる。さらに、証明書の自動発行システムもEdyに対応する端末が設置される予定だ。 今回のシステムには、KDDIやビットワレットのほか、シー・エス・イー、内田洋行、王子製紙、ネットワールド、大崎コンピュータエンヂニアリングなど各社が関わっている。学内のキャッシュレス化を進める神奈川工科大学について、小口幸成学長は、「携帯電話を持っていない学生はいない。最近は、学生が実験中に携帯電話でメモしている。身近のものを活用して、付加価値を高めていきたい」と話した。 なお、同大学では、2006年度4月の新入生約1,200人に対して、W32S/W32Hをプレゼントする。対応端末を普及させることで、新たなシステムへの活用を促したい考えだ。サービス開始時には、auのおサイフケータイ対応端末のみ利用可能だが、システムを担当したシー・エス・イーの担当者によれば、2006年度中にもマルチキャリアで展開する予定という。
■ ＵＲＬ システム概要 http://www.kait.jp/kaitwalker/index.html （津田 啓夢） 2005/12/16 15:34 | ||||||||||||||
|
