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P902iで通話もできるBluetoothヘッドホン

Pulsar 590A

充電台にセットしたところ
 日本プラントロニクスは、ヘッドホン・ヘッドセットとして利用できるBluetooth対応の「Pulsar(パルサー) 590A」を15日に発売した。オープンプライスだが、店頭価格は19,800円程度。家電量販店やAmazon.co.jp、アップルストアなどで取り扱われる。

 「Pulsar 590A」は、ヘッドホンとして音楽再生を楽しめるだけではなく、マイクを搭載していることで、携帯電話と接続して通話も可能なBluetoothヘッドセット。Bluetooth 2.0準拠で、HFP、HSP、A2DP、AVRCP、GAVDPといったプロファイルをサポートしている。A2DPおよびAVRCPをサポートしたNTTドコモのP902iとペアリングすれば、Pulsar 590A側で楽曲の再生・停止や曲送り/曲戻しとリモコン操作が可能。また、ボリューム調節機能も用意されている。

 AVRCPがサポートされていない機器と、パッケージに同梱される「ユニバーサルBluetoothアダプター」経由でペアリングした場合は、リモコン操作はできないが、ボリューム調節は可能となっている。なお、ユニバーサルBluetoothアダプターは、3.5mmステレオイヤホンジャックが付いており、iPodなどの携帯音楽プレーヤーや、パソコンと接続できるほか、イヤホンジャック・平型ジャック変換ケーブルを別途用意すれば、携帯電話とも接続できる。なお、auの「W41T」も音楽関連のBluetooth機能が用意されているが、独自プロファイルのため、Pulsar 590Aとは直接ペアリングできず、アダプター経由での接続となる。

 複数機器との同時ペアリングも可能となっており、たとえば携帯音楽プレーヤーとアダプター経由でペアリングしておき、通話用にBluetooth対応携帯電話ともペアリングしておけば、携帯音楽プレーヤー側で音楽を鳴らしながら、携帯電話の着信に対応できる。ただし、着信があった場合、音楽のボリュームは消音されるが、再生自体は停止しない。

 連続待受時間は最大約130時間、連続通話時間は最大約12時間、連続音楽再生時間は最大約10時間。重さは97.7gで、マイクは全方向性。ヘッドホンとして利用するスピーカーは直径28mmで、インピーダンスは32±4Ω(1kHz)、ステレオ音声の周波帯域は20Hz~20kHz(16ビット、48kHz)で、音楽データの伝送で用いるコーデックは、SBCとなっている。


右耳側に操作ボタン 伸縮型マイクと電源スイッチ

左耳側にイヤホンジャック。有線コードを繋げば、バッテリーがなくなった場合や、飛行機内でヘッドホンとして利用できる スピーカー部とヘッドホンのフレームを繋ぐケーブル

P902iなどのBluetooth対応機器とペアリングできる 590Plantronicsという名称の機器として登録

パソコンや携帯音楽プレーヤーとも接続可能 パッケージには、ACアダプタ、充電台、USB充電ケーブル、有線コード、ユニバーサルBluetoothアダプター、トラベルケースが同梱される

ケースに収納したところ ユニバーサルBluetoothアダプター。A2DPのみ対応だ

日本プラントロニクス代表取締役社長の村田 浩志氏

プレゼンテーションを行なったマーケティング部担当課長の早田 豊彦氏
 同社では15日、都内で発表会を開催。Pulsar 590Aのプレゼンテーションを行なったマーケティング部担当課長の早田 豊彦氏は「P902iとは相性が良く、SD-Audio機能で音楽を聴きながら、いつでも着信に応答できる。またアダプターを用意したことで、多くの機器とも接続可能となっており、汎用性も大きなポイント。音質も一般的なオーディオ製品に劣らない」とアピール。

 また同社代表取締役社長の村田 浩志氏は、1969年のアポロ11号の月着陸で、アームストロング船長が「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩だ」という言葉を伝送したのが同社製のヘッドセットだった、といったエピソードを交えながら、同社の近況を紹介。

 同氏によれば、プラントロニクスの世界市場における2005年10~12月の四半期での売上高は2億2,200万ドルに達しているとのこと。そのうち51.6%がオフィス向けおよびコンタクトセンター向け製品で、スピーカーなどのオーディオ分野が27.4%、今回のPulsar 590Aなどが含まれる携帯向け分野は13.5%になっているとした。

 日本ではまだ一般的とは言えないBluetoothヘッドセットだが、村田氏は「日本でも実績は確実に伸長しているという実感はある。さまざまなメーカーが参入しており、大きな市場になっていくのではないか」と述べ、自信を見せた。


村田氏はプラントロニクスにまつわるエピソードも紹介 プラントロニクスの売上高のうち、携帯向け製品が占める割合は13.5%


URL
  製品情報
  http://www.plantronics.com/japan/jpn/products/cat1210096/cat5620042/prod29780013


(関口 聖)
2006/02/15 14:13

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