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SII、携帯とBluetoothでつながる腕時計の実験機

BT Watch規格に対応した、腕時計型の実験機

電界強度や電池残量、メールのアイコンが表示されている

メールの件名がスクロール表示されているところ
 セイコーインスツル(SII)は、腕時計と携帯電話をBluetoothで接続し、さまざまな情報を表示したり、携帯電話を操作したりできる腕時計型の実験機を開発した。同社では、2007年の商品化を目標に開発を進めている。

 今回開発された腕時計型の実験機は、Bluetooth対応の携帯電話とBluetoothで接続する「BT Watch」規格を利用したもの。携帯電話の情報を腕時計側に表示したり、着信時の操作を行なったりできる。

 現時点では携帯電話のBluetooth機能がBT Watch規格に対応していないため、ハンズフリープロファイル(HFP)の追加として策定される予定のBT Watchをシリアルポートポロファイル(SPP)上に仮想のHFPとして実現したという。また、実験用のアプリケーションを携帯電話にインストールし、BT Watch規格で策定されている機能以外にもメールの送信者名表示や件名表示も追加検証したとしている。

 実験機では、「着信のお知らせ1」「同2」「置き忘れ防止」「着信音のミュート及び解除」「時刻情報の同期」の5つの機能が検証された。

 「着信のお知らせ1」は、音声通話やメールの着信を腕時計の振動や音で知らせるというもので、発信者名も表示可能。今回の実験機ではメールの送信者、件名表示も実現している。

 「着信のお知らせ2」では、携帯電話への着信を腕時計の操作で保留応答や着信拒否ができる。

 「置き忘れ防止」は、携帯電話と腕時計がある程度の距離で離れ接続が途絶えると腕時計に警告を表示するというもの。

 「着信音のミュート及び解除」は、携帯電話に設定されている着信音を腕時計からミュート(無音)に設定したり解除できるというもの。

 「時刻情報の同期」では、腕時計の時刻を携帯電話側の時刻に同期させることが可能。

 「BT Watch」は、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)が策定している規格。携帯電話と腕時計をBluetoothで常時接続するための規格で、現在の仕様は「TR-006 ver.1.0」となっている。

 同社では、実験機を腕時計型で実現したことにより、「普段の生活の中で使用することで、新たな機能や新しい使い方のアイデアが相乗的に創出できると期待している」としている。



URL
  ニュースリリース
  http://speed.sii.co.jp/pub/corp/pr/newsDetail.jsp?news=1251

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(太田 亮三)
2006/03/02 18:39

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