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2005年世界携帯市場、上位各社がシェアを伸ばし8億台突破

 ガートナーは、2005年第4四半期における世界の携帯電話販売台数を発表した。世界のトップメーカー各社が大きく成長する中、国内メーカーの世界市場でのポジションは停滞する結果となった。

 同社調査よれば、2005年の世界における携帯電話販売台数は、前年比21%増の8億1660万台となった。小規模メーカーが後退する一方、シェア上位6社が販売台数とシェアを伸ばしたことが高い成長率につながったとしている。なお、2005年の上位6社が市場に占める割合は79.4%。四半期別では、2005年第1四半期の78%から第4四半期には84%にまで増加している。

 2005年のメーカー別シェアは、トップのノキアが32.5%となり、低迷した前年の30.7%から復調した。2位はモトローラで17.7%、次いでサムスンが12.7%、以下、LG(6.7%)、ソニー・エリクソン(6.3%)、シーメンス(3.5%)が続く。シーメンスは、2005年に台湾BenQに買収されたため、第1四半期から第3四半期までのデータとなる。

 また、2005年第4四半期の世界の携帯電話市場は、販売台数が2億3,500万台超となり、2001年にガートナーが四半期ベースの調査をして以来、最高の数字を記録した。同期のメーカー別シェアは、ノキアが35%で首位、モトローラが17.8%、サムスンが12.1%となっている。このほか、台湾BenQの携帯部門 BenQ Mobileが4.7%のシェアで6位となっている。

 同社の調査によれば、ノキアは新端末の投入などで勢いを取り戻し、今後世界で普及が予測されるW-CDMAでも市場をリードする立場にあるという。ガートナーのアナリストは、その好調ぶりを「2005年第4四半期において、全世界の携帯ユーザーの1/3がノキアの端末を購入したことになる」と表わしている。

 なお、第4四半期における国内メーカーの世界市場でのポジションは、パナソニック モバイルコミュニケーションズが8位、NECが9位、三洋電機が10位となり、2004年から大きな変化はなかった。ただし、2004年の国内メーカーのシェアが2%台だったのに対し、2005年は1%台前半まで落ち込んでいる。


2005年のメーカー別携帯電話販売数


URL
  ニュースリリース(PDF形式)
  http://www.gartner.co.jp/press/pr20060302-01.pdf


(津田 啓夢)
2006/03/02 20:38

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