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子供の安全と携帯電話、親と子供に認識のズレ

 マイボイスコムとNTTアドは、「子供の安全と携帯電話」をテーマにWebアンケート調査を実施し、その結果をまとめた。調査期間は3月9日~11日。有効回答数は2,021件で、内訳は、親1,216件、小学校4~6年生405件、中学生400件。なお、小学1~3年生を持つ親からは405件の回答を得た。

 日常生活における子供をめぐる不安は、小校1~3年生の子供がいる親の7割以上が「学校や塾の行き帰りに犯罪に巻き込まれること」(75.1%)、「学校や塾などの行き帰りの事故」(73.1%)と回答。中学生を持つ親でも50%以上が不安を感じていることがわかった。

 こうしたなか、安全対策を講じていると回答した親は8割にのぼり、小学1~3年生の親では9割と高い結果となった。子供に防犯ベルやブザーを持たせているとした回答者は45.5%となり、小学1~3年生では71.1%とこちらも高かった。中学生では、「携帯電話などを持たせている」が38.4%となり、小学生の親の回答13%を大きく上回った。

 親を対象とした調査で、子供に携帯電話を持たせているとした回答者は全体で28.9%。また、持たせていない親でも「いずれ持たせたい」は58.4%となった。携帯電話の所有を学年別に見ると、小学1~3年生は8.9%、4~6年生は22.2%、中学生は55.7%。中学生自身の回答だと、携帯電話の所有率は中学3年生で78.3%にのぼった。

 なお、携帯電話の利用時間や機能の制約など、子供とルールを決めているとした親は約5割。しかし、中学生自身の回答は16%にとどまっており、親と子供で認識に差がある結果となった。

 このほか、親と子供の双方とも、携帯電話のメリットを緊急時の連絡手段と捉えているものの、中学生では、「いつでも友達と会話ができる」「友達との仲が深まる」も上位に上がった。中学生の携帯電話用途では、「友達とのメール」が94.9%とトップとなった。

 一方、調査レポートでは、子供に携帯電話を持たせる危険性について、使いすぎや親の把握できない交友関係、アダルトサイトなどのトラブルを心配する親が多くなっているとしている。こうした危険性について子供側に問うと、ネット上に名前や住所が掲載されることについては、中学生の8割が「とても危険」と回答。顔写真が載ることについても65%が同様の回答となった。ただし、子供自身が危険だと十分判断できると考える親は2割台に留まった。

 機能に対するニーズは、親はアクセス制限機能や使いすぎ制限機能などが高く、中学生の回答では、パスワードやテレビ電話などが高い結果を得た。また、子供側のニーズでは、「ゲームや占い」も高い結果を得た。



URL
  ニュースリリース(PDF形式)
  http://www.ntt-ad.co.jp/release/20060329/20060329.pdf


(津田 啓夢)
2006/03/29 16:18

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