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KDDI、法人向けにイントラ接続の定額データ通信サービス

 KDDIは、法人ユーザーを対象に、イントラネットへ接続する際の通信料を定額で提供するサービス「WIN DATA CARD定額サービス」を8月より提供する。データ通信サービスの料金プラン「WINシングルSS」で利用する場合、月額利用料は9,240円(WINシングルSS利用料含む)。

 「WIN DATA CARD定額サービス」は、法人ユーザーが同一名義で契約するデータ通信カード「W01K」を使って、イントラネットなど特定の接続先へアクセスした場合のパケット通信料を定額で提供するというもの。外出先から定額でイントラ接続が可能になり、通信経路はKDDIのCPA(cdma Packet Access)が利用される。インターネットは介さず、auのパケット通信網とKDDIのIP-VPNなどから企業のイントラネットへ接続する形になるため、同社では「高いセキュリティを確保できる」としている。

 新サービスを利用できるのは、CPAおよび50回線以上の「W01K」を契約している法人ユーザー。なお、CPAは帯域共有型のみの利用となっている。また、外出先で利用するクライアントのパソコンには、KDDI研究所が開発し、通信量をコントロールする専用ソフトのインストールが必須となる。専用ソフトの対応OSは、Windows XP(SP1/SP2)のみ。

 利用料は「WINシングルSS」の場合、1回線あたり月額9,240円(「WINシングルSS」の利用料1,575円を加えた料金)。イントラネット以外へアクセスした場合は、通信料がかかる。別途、CPA利用料とイントラネットサービス料がかかる。

 同社では「クライアント端末で利用する専用ソフトのバージョンアップや、サービスそのものの利便性向上をはかるため、開始から1年以内にサービス内容の見直しを行なう予定。また通信網への影響が著しい場合は、サービス終了の可能性がある」としている。


「WIN DATA CARD定額サービス」の通信イメージ
「WIN DATA CARD定額サービス」の通信イメージ


URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2006/0412/


(関口 聖)
2006/04/12 15:00

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